新車のことならカーセンサーラボnavi最新クルマニュースニュース一覧トヨタ カローラフィールダー 【プレイバック試乗記】 / navi

クルマニュース

トヨタ カローラフィールダー 【プレイバック試乗記】 / navi

(2009/05/18)

※この記事はカーセンサー関東版38号(2000年10月12日発売)に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです

乗り心地にすぐれたグッドシャーシに静粛性、快適性の向上も渋めにプラス

  • トヨタ カローラフィールダー 1.8S 走り|ニューモデル試乗
  • トヨタ カローラフィールダー Zエアロツアラー リアスタイル|ニューモデル試乗
↑乗り心地の良さを失わずにスポーティな走行が可能(左)ルーフレールもボディ同色となって、全体的にモノトーン風を強く主張。リアゲートはボディの左右ギリギリまで切ってあり、開口部の広さは十分である(右)
セダンと同時にデビューした新型カローラのワゴンタイプは、「フィールダー」という名になっている。例の一世を風靡した(?)「カロゴン(カローラツーリング ワゴン)」は純・商用車として継続生産される模様で、同じワゴンでありながら、もはや旧態化したシャーシを持つカロゴンとの区別を鮮明にすべく、この新しい名前が与えられたのだろう。

さて、このフィールダーとセダンは同時に開発されたということもあり、例えばボディパーツを見ても、違っている部分というのはごく少ない。この点は、新型インプレッサがセダンとワゴンでボディのほとんどの部分を作り分けたのとは根本的にスタンスが異なっている。このフィールダーの場合は、リアドアより後ろの部分がセダンと異なるのみという。

したがって、HPの550mmや、ワゴンまたはRVとしてはやや寝すぎているかもしれないというAピラー、こういった点もみなセダンと共通のものである。

ただ、スタイルやスペックといったハードとしては同一でもソフトとしてのアピールは大きく異なっている。つまりワゴンのフィールダーのほうが、エンジンなどを含め、車種選択の幅が広く設定されている。

例としては、1.8Lの2ZZ-GE(190ps)を搭載し、それを6速MTのミッションと組み合わせたり、スポーツステアマチックとしたような仕様(つまり1.8Z エアロツアラー)でファミリィユース以外の車そのものを楽しむグレードがあったりするのだ。このような走り重視にふったグレード設定は、実はセダンにはなく、フィールダーにしか存在していない。

このへんは、今日的なワゴンタイプのカスタマーがどんな希望をもっているかを、メーカーとして研究した成果だろうか。

セダン同様、乗り心地の良さとスポーティな走りを見事に両立

  • トヨタ カローラフィールダー 1.8S フロントスタイル|ニューモデル試乗
  • トヨタ カローラフィールダー 1.8S リアスタイル|ニューモデル試乗
↑1.8系はハニカムのフロントグリルとなり、Sの場合はグリル内に文字なしのシンプルなデザイン。セダンと同じくNCVをモチーフにしたバッジが付く(左)Zエアロツアラー以外のグレードには4WDモデルもラインナップされている。また、ボディカラーのスーパーレッドは、1.8系だけのカラーリングである(右)
さて、今回のカローラは、いわゆるプラットフォームについては2世代に渡って継続使用する予定のものであるため、その車の下半身(プラットフォーム)から、その上に被せるボディまで一新して登場した。パッケージングや乗降性に新しい提案を行っているモデルでもある。

ただ、そうした新パッケージングは、セダンのボディにおいてはかなり新鮮だが、このフィールダーのようなワゴンタイプでは、そのスタイリングにしても、さほど強い主張性があるというものでもないといえよう(ちょっとオペルのアストラワゴンに似た雰囲気もあるし)。

とはいえ、この190psの1.8Z エアロツアラーで、シフトストロークも短めの6速MTを駆使すれば、セダンのインプレッションでも記したように乗り心地面での快適さをまったく失なわないまま、粗さを感じないスポーティな走行ができる。

バランス感覚に優れた、ようやく登場した大人も乗れるワゴン

  • トヨタ カローラフィールダー ラゲージ|ニューモデル試乗
  • トヨタ カローラフィールダー エンジン|ニューモデル試乗
↑後席は、シートバックとクッションともに分割の可倒式となっており、デッキフックは床の4ヵ所に設置(左)高回転までスムーズに吹け上がり、可変バルタイも装備して190psを発生する2ZZ-GEは6速MTと組み合わされる(右)
内装では1.8Z エアロツアラーのメタル調センタークラスターは、かなり輝度の高いというか、いきなりまぶしい銀色で、このへんは好みが分かれそうなところだ。全体的には渋めにまとまっており、1.8Z エアロツアラーと同様にブラックな色味のシートをまとった1.8Sというバージョンもお手頃でいいのではないか。

このフィールダー1.8系のシートは、実はセダン系のシートとはカラーリングが異なるだけでなく、表面部分の硬さのセッティングも違っている。フィールダーの場合、一瞬ガシッと硬い感じだが、しかし基本形状がよく吟味されているので、座っているうちに身体に馴染んでくる。

1.5系ではセダンと同様にベロアニットの表皮に色はアイボリーのみの設定となっている。総じて今回のカローラシリーズのシートは、表皮部分の違いでフィール差はあるものの、仕様を問わず、腰部をよくサポートしてくれる。

このフィールダーというモデルは、めざましい性能はないもののバランス感覚にすぐれたチューニングがされているという感じだ。大人も乗れるワゴンが、ようやく登場したといえるだろう。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード 1.8S
駆動方式 2WD
トランスミッション 4AT
全長×全幅×全高(mm) 4385×1695×1520
ホイールベース(mm) 2600
車両重量(kg) 1140
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC
総排気量(cc) 1794
最高出力[ps/rpm] 136ps/6000rpm
最大トルク[kg-m/rpm] 17.4kg-m/4200rpm
10・15モード燃費(km/L) 12.0
ガソリン種類/容量(L) 無鉛レギュラー/50
車両本体価格 169.8万円
家村 浩明の責任採点
コンセプト 5点 取り回し 4点 加速性能 4点 ブレーキ性能 5点
フィニッシュ 5点 操作系の使い勝手 5点 乗り心地 5点 環境対策 5点
前席居住性 4点 ラゲージルーム 4点 操縦安定性 5点 燃費 5点
後席居住性 5点 パワー感 4点 高速安定性 5点 ステータス 5点
内装の質感 5点 トルク感 5点 しっかり感 5点 コストパフォーマンス 5点
得点合計 95/100
(Tester/家村浩明 Photo/奥隅圭之、渡邉 英昭)
クリックでタグの選択
最新ニュース
【試乗】新型 メルセデス・ベンツ GLCクーペ|力強い体躯を軽快にコントロールする新エンジン(2020/02/27)
【試乗】新型 スカイライン 400R|国産らしさをしっかり残した、職人の仕事場のようなモデルだ(2020/02/25)
【試乗】新型 ボルボ S60 T6 ツインエンジン AWD インスクリプション|モーターとエンジンが違和感なく調和して乗りやすい(2020/02/25)
【試乗】新型 メルセデス・ベンツ CLA|二度見不可避! モデルチェンジでさらに洗練されたモダンクーペ(2020/02/21)
【試乗】新型 スズキ ハスラー|新開発エンジン&CVTで他の追随を許さないほどに完成されたクロスオーバーSUV軽(2020/02/17)

アクセスランキング

1
keep
【試乗】新型 ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズ|狭い道や駐車がラクラクのコンパクトSUV(2019/12/17)
2
up
【試乗】新型 トヨタ カローラツーリング|バンのイメージを払しょくするスポーツワゴン(2019/11/17)
3
down
【試乗】新型 マツダ CX-30|デザインの考え方には疑問が残るが、スポーティながらも奥ゆかしさを感じるモデルだ(2019/12/06)
4
down
【試乗】新型 スズキ ハスラー|新開発エンジン&CVTで他の追随を許さないほどに完成されたクロスオーバーSUV軽(2020/02/17)
5
keep
【試乗】新型トヨタ ヤリス(プロトタイプ)|TNGAプラットフォームの中で最も優秀! トヨタらしい自動車づくりを感じた一台(2019/12/16)
6
up
【試乗】新型 スバル XV|成熟が期待できるプラットフォームだけに、さらに先のマイナーチェンジも楽しみなモデル(2020/01/03)
7
keep
【試乗】新型 メルセデス・ベンツ CLA|二度見不可避! モデルチェンジでさらに洗練されたモダンクーペ(2020/02/21)
8
down
【試乗】新型 マツダ MAZDA3ファストバック スカイアクティブX|ATは「上品さ」、MTは「楽しさ」。それぞれ異なる性格をもつモデルだ(2020/01/06)
9
keep
【試乗】新型 ホンダ ヴェゼル モデューロX|カスタマイズパーツによるさらなる進化を感じるヴェゼル(2020/01/19)
10
keep
【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross|末っ子モデルながら国産モデルでは到達できないクオリティが自慢の1台(2020/01/18)
ページトップへ戻る

お問合せプライバシーポリシー利用規約サイトマップ

CSLNV027