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フォルクスワーゲン ポロ【プレイバック試乗】 / navi

(2010/05/28)

大型化されたボディサイズを感じさせない
活発な走りとしなやかな乗り心地

  • フォルクスワーゲン ポロ 走り|ニューモデル試乗
  • フォルクスワーゲン ポロ インパネ|ニューモデル試乗
コンセプト
VWの小型車基幹。3ドアは秋より発売
日本市場でも人気の高いVWポロ。昨年の販売実績は1万2775台を記録し、それはVW車の年間販売台数の約20%を占めるほど。

先代は1996年8月から日本へ本格的にお目見え。2000年5月には、約60%が新設計となった“大改良版”を登場させた経緯をもつ。

社内呼称「A04」と呼ぶ新型は、従来型に比べ全長(+140mm)と全高(+55mm)、ホイールベース(+60mm)が拡大。全幅は−5mmだが、トレッドは大幅に拡大(前+40/後+25mm)されている。日本仕様として登場したのは、3/5ドア各1タイプ(VWでは3ドア→2ドア、5ドア→4ドアと呼ぶがここではわかりやすくするため3/5ドアと表記する)。3ドアは秋から発売されるという。

搭載エンジンは1.4Lの1タイプ。動力性能は従来と同じながら、吸気系の改良などで燃費性能を向上させた(ただしガソリンはハイオク指定となった)。搭載されるトランスミッションは4速ATのみの設定。

気になる価格は3ドアが178万円、5ドアが198万円。装備はエアバッグ(前席左右とサイド)、リモコンドアロック、MDプレイヤー、セミオートエアコンと充実。安全面ではブレーキアシスト、EBD付きABS+ESP、EDSを標準装備する。またDVDナビ、サンルーフはオプション設定となる。
室内&荷室空間
ホイールベースの拡大は後席とラゲージのゆとりへ
全長が140mmも延ばされた新型の第一印象は「豊かになった」。マスクはルポと酷似していて、グリル内(やバンパーのエアインテーク部)のルーバーの本数まで同じ。

顔だけ見ると、両車はまるでメルセデス・ベンツEクラスの前・後期型と同じくらい見分けるのが難しい。しかしホイールベースが延びた分、おっとりとして見えるスタイル全体は、ポロもこれだけ成長したのだ、と理解すべきなのか? 個人的には先代の前期型(の欧州バンパー装着車)のキュン!としたスタイルも、いまだ捨てがたいと思う……。

インテリアは機能重視の意表を“つかない”雰囲気だ。インパネ表面のシボは、幾何学シボから革シボに戻された。インパネ下のポケットの底には、スポーツシューズの中敷のようなラバーマットが敷かれている。ただし、引き出し式のカップホルダーを開けたときのガシャガシャ!という作動音、ドアインナーハンドルのグリップ部(樹脂そのまま)の握り心地は、今をトキめくVWの内装質感の基準を大きく下回る。1クラス下のルポなら割り切りで済むが……。

室内空間そのものは、不満のないスペース。というか、ボディ拡大分のゆとりは、後席とラゲージスペースに充てられた。後席は頭上、ヒザ前空間とも先代よりもゆとりを増した。シートは座面前後長こそやや短めだが、やや背を起こした着座姿勢と硬めのクッションにより、座り心地は上々。

電磁ロック式のバックドアは、ルポと同じアルミのダンパーでスーッ!と開く。ラゲージスペースは幅×奥行き=960×680mm、シェルフまでの高さは520mm(すべて筆者実測値)。6:4の分割可倒機構を使えばワンタッチで広大なスペースが生まれる。ラゲージの床板は、6mm厚のシナらない合板でできている。
  • フォルクスワーゲン ポロ ラゲージ|ニューモデル試乗
  • フォルクスワーゲン ポロ エンジン|ニューモデル試乗
ドライブフィール
旧型並みの取り回しやすさは高速走行も余裕でこなす
全幅のイメージがほとんど変わらないため、運転席に着座してみての“車両感覚”は、ほぼ先代並みのイメージだ。だからコンパクトさに魅力を感じて乗っていた先代オーナーでも、ボディが大きくなったことへの抵抗感はないはずだ。

走らせてみると、車が動き出した瞬間に「おお!」と感じる。実にスムーズだからだ。もっとも先代の後期型でも、こと振動面でのリファインは進んでいた。ゆえに新型なら当然といえば当然。もはやこのクラスのドイツ車でも、ブルブル、コワゴワといった気になる振動に悩まされるようなことはないということだ。

動力性能は十分といえるレベルだ。街中でのアクセルレスポンスはいいし、高速走行も試してみたが、エンジンがストレスなく高回転まで回ってくれるため、常に余力を感じながら走ることができる。100km/h時のエンジン回転は4速で約2850rpm。静粛性のレベルも満足。スピードメーターは220km/hまで刻まれている。

乗り心地は、特別感動的なほどではないが、基本的にフラットライドといえる。高速走行時の安定感は相変わらず高く、それに街中でのしなやかさが増した点は、進化した部分だろう。ポロ・ファンの期待を裏切らない仕上がりの車である。
ライバル車を考える
同じ実用車でありながら異なるキャラクターに注目
価格差を度外視すればヴィッツという選択もあるが、同じ実用車ながら曲面を生かしたデザインや走りのキャラクターをもつプジョー206を挙げる。しなやかな足回りは206の十八番だが、ポロにもこのしなやかさが身についてきた。今後ライバルとして面白い戦いが繰り広げられるのではないだろうか。
SPECIFICATIONS
グレード ポロ5ドア
ポロ3ドア
駆動方式 FF
トランスミッション 4AT
全長×全幅×全高(mm) 3890×1655×1480
ホイールベース(mm) 2470
車両重量(kg) ポロ5ドア:1160
ポロ3ドア:1130
乗車定員 5人
エンジン種類 直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 1389
最高出力 55kW(75ps)/5000rpm
最大トルク 126N・m(12.8kg-m)/3850rpm
車両本体価格 ポロ5ドア:198.0万円
ポロ3ドア:178.0万円
写真:芳賀元昌 文:島崎七生人
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