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シトロエン DS3カブリオ (大谷達也)【ニューモデル試乗】 / navi

(2013/11/25)

シトロエン DS3カブリオ|ニューモデル試乗

試乗会場ではソフトトップが高速走行時にバタつくなんて声も聞こえていたが、ボディ剛性、パフォーマンス、快適性など、車としての完成度はかなり高い。ただし、このオシャレ感は大人より若い女性向き

カブリオレにあるまじき軽快感と走りの良さ

車重がたった20kgしか増えていない

DS3カブリオは、先代C3をベースに誕生したC3プルリエルを彷彿とさせるモデルだ。C3をただコンバーチブルにしただけでなく、リアウインドウまでまとめて畳めるソフトトップを採用したり、デザインにも特別なお化粧が施されていたりして、普通のC3よりもワンランク上に思えたのがプルリエルだった。

新たに登場したDS3カブリオも、リアウインドウ込みで開閉する機構を踏襲。ソフトトップにはブラックのほか、ブランド物のバッグを思わせる「DSモノグラム」や鮮やかな色合いのブルーアンフィニを用意していて、それでなくともオシャレなDS3のデザインを一層引き立てている。

さすがに、プルリエル最大の特徴だった「取り外し可能なルーフアーチ」は採用されなかったが、あれはパーツが重くて簡単には取り外せないシロモノだったから、見送りとなったのはやむを得ないところだろう。

でも、DS3カブリオでいちばんすごいと思ったのは、ベースモデルに比べて車重がたった20kgしか増えていないことにある。モノコックボディの屋根を切ったら剛性が落ちるのは当たり前のこと。その不足分を補強すれば、当然ボディは重くなる。ときにはそれが100kg近くにもなるのに、シトロエンの技術者は重量増をたった20kgで済ませたのだ。

フランス車の常識をまたひとつ覆した

おかげで、走りの軽快感は普通のDS3とほとんど変わらないうえ、ボディは意外なほどしっかりしているので、しっとり快適な乗り心地もそのまま。

DS3カブリオで、シトロエンはフランス車の常識をまたひとつ覆したように思う。

エクステリアはフローティングルーフやシャークフィンデザインといったハッチバックモデルの特徴的なデザインを踏襲している

エクステリアはフローティングルーフやシャークフィンデザインといったハッチバックモデルの特徴的なデザインを踏襲している

インテリアもハッチバックモデルから個性的なデザインを引き継いだ。前席にはバケットタイプのレザーシートを装備。プレミアム感を演出している

インテリアもハッチバックモデルから個性的なデザインを引き継いだ。前席にはバケットタイプのレザーシートを装備。プレミアム感を演出している

開閉時間は16秒、時速120kmまで走行中も開閉可能な電動ソフトトップ。風の巻き込みを防ぐディフレクターネットも備える

開閉時間は16秒、時速120kmまで走行中も開閉可能な電動ソフトトップ。風の巻き込みを防ぐディフレクターネットも備える

SPECIFICATIONS
グレードSport Chic
駆動方式FF
トランスミッション6MT
全長×全幅×全高(mm)3965×1715×1460
ホイールベース(mm)2455
車両重量(kg)1210
乗車定員(人)5
エンジン種類直4DOHCターボ
総排気量(cc)1598
最高出力[ps/rpm]156/6000
最大トルク[N・m/rpm]240/1400-3500
車両本体価格(万円)311
Tester/大谷達也 Photo/向後一宏
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