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日産 スカイライン200GT-t【試乗レポート】(松本英雄) / navi

(2014/08/29)

▲メルセデス製エンジンを搭載した正統派4ドアサルーン▲メルセデス製エンジンを搭載した正統派4ドアサルーン

350GT HYBRIDと比べ静粛性、乗り心地を重視

インフィニティとのダブルバッジとなった高級スポーツサルーンのスカイライン。速さと燃費を両立させたV6ハイブリッドの350GT HYBRIDに続き、昨今のトレンドであるダウンサイジング2L 4気筒ターボエンジン搭載の200GT-tが登場した。

このエンジンはメルセデス・ベンツのE250に搭載されており、同社との戦略的な協力により日産が獲得したものだ。E250では高い静粛性が印象的だったが、スカイラインではどのように調理されているのだろうか。

▲直噴ガソリン機構、可変バルブタイミング、アイドリングストップの組み合わせが燃費に貢献している ▲直噴ガソリン機構、可変バルブタイミング、アイドリングストップの組み合わせが燃費に貢献している

アイドリングはやや振動を感じるが静かではある。最高出力は211psだが、アクセルをわずかに踏み込むだけで3.5L並みのトルク(35.7kg-m)を発生する。これにより静々と優雅に走らせることができる。3000回転以上でも、エンジン音は350GT HYBRIDより心地良くラグジュアリー。力強さも申し分ない。

だがE250のエンジンとは明らかに味付けが異なる。メルセデスの場合、アクセルをゆっくりと踏み直してもトルクがじんわりと発生し回転も急激には上がらない。一方スカイラインでは、燃料制御によりさらにスポーティな味付けとなっており、踏めばエンジンが付いてくる印象だ。

力強くもジェントルなその走り

乗り味はしなやかで心地よい。350GT HYBRIDは限界性能に重きを置いたセッティングだが、200GT−tはサルーンらしい乗り心地重視の味付けになっている。普段乗るなら200GT−tの方が受けが良いだろう。世界初技術として注目を浴びたステアリングバイワイヤ方式は、今回試乗した200GT-tには未装着だが、成熟した通常のパワーステアリングで扱いやすい。

▲扱いやすく意のままに操れる電動油圧パワーステアリング(車速感応式)を搭載。俊敏なレスポンスでスポーティな走りも楽しめる ▲扱いやすく意のままに操れる電動油圧パワーステアリング(車速感応式)を搭載。俊敏なレスポンスでスポーティな走りも楽しめる

350GT HYBRIDがスポーツカーのような性能を備えたサルーンであるのに対し、200GT-tは静粛性や乗り心地を重視した正統派サルーン。同じスカイラインでも性格が明確に分かれていることは覚えておきたい。

▲流麗なスタイリングやボディサイズは350GT HYBRIDと変わらない▲流麗なスタイリングやボディサイズは350GT HYBRIDと変わらない

【SPECIFICATIONS】
■グレード:Type SP ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4DOHCターボ ■総排気量:1991cc
■最高出力:211/5500[ps/rpm] ■最大トルク:350/1250-3500[N・m/rpm]
■駆動方式:FR ■トランスミッション:7AT
■全長×全幅×全高:4800×1820×1450(mm) ■ホイールベース:2850mm
■車両重量:1680kg
■車両本体価格:456.84万円

text/松本英雄 photo/篠原晃一
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