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プジョー 308【試乗レポート】(松本英雄) / navi

(2015/01/22)

▲新しい領域にエンジニアリングが介入しているので不安な要素もある。その部分がオーナーの我儘ということになるかな。スタイリングのエレガントさ、柔らかい雰囲気はクリエイティブな方や女性には知的な印象も与える。エイジレスなオシャレさんに乗っていただきたいですね▲新しい領域にエンジニアリングが介入しているので不安な要素もある。その部分がオーナーの我儘ということになるかな。スタイリングのエレガントさ、柔らかい雰囲気はクリエイティブな方や女性には知的な印象も与える。エイジレスなオシャレさんに乗っていただきたいですね

120年以上の歴史の底力を知る渾身の一台

昨今、大衆車であっても、ハイクオリティな骨格とそれに見合ったバリューを質感で表し、良質なハンドリングを実現することがテーマである。プジョーは大メーカーでありながら、少々後れを取った点は否めなかった。

しかし今回試乗したプジョー 308シリーズは桁外れに良質だ。どこが良質かと言うと、フランス車では最高峰の軽量で強固なプラットフォームである。最古の自動車メーカーが満を持して次世代のプラットフォームに挑んだだけに、ドイツ車とは違う粘り強い強靭さがある。

剛性が高いプラットフォームだと分かるのは、サスペンションは寛容に受けながらも終始リニアで安定したインフォメーションをドライバーに与えるところである。万が一、急激な切り増しをしても308の姿勢は微動だにしない。それがエントリーモデルでもワゴンタイプのSWでも甲乙がないのだ。

▲PSAグループが新開発したモジュラー型プラットフォーム、EMP2を採用。アルミなどを用い従来より70kg軽量化 ▲PSAグループが新開発したモジュラー型プラットフォーム、EMP2を採用。アルミなどを用い従来より70kg軽量化

キャパシティヒエラルキーが皆無の時代に移り変わろうとしてるが、3気筒ターボユニットのドライバビリティはまさに時代に相応しい。

また アイシンAW製のトランスミッションの統合制御が実にスムーズで、スポーツモードでは歯切れの良いステップアップでドライビングを高揚させる。1.2Lとは思えない、またターボとは思えないフラットなトルクでストレスフリーのドライビングを約束する。

▲オーディオやエアコン、オンボードコンピュータなどの操作系を直感的に操作できる7インチのタッチスクリーンを装着 ▲オーディオやエアコン、オンボードコンピュータなどの操作系を直感的に操作できる7インチのタッチスクリーンを装着

新しい308からはプジョーのエスプリを感じ取れ、特にSWは華やかな雰囲気やいいもの感も得られる。プジョーの真骨頂は懐の深いサスペンションセッティングにあった。

308で新しいアーキテクチャーの再構築をしたことから、これからの世界戦略でドイツ車に対抗していく意欲を感じる。新しい乗り味へと誘う一台である。

▲従来の1.6Lからダウンサイジングされた1.2L直噴ターボエンジンを搭載。JC08モード燃費を16.1km/Lとした ▲従来の1.6Lからダウンサイジングされた1.2L直噴ターボエンジンを搭載。JC08モード燃費を16.1km/Lとした

【SPECIFICATIONS】
■グレード:Allure ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直3DOHCターボ ■総排気量:1199cc
■最高出力:96(131)/5500[kW(ps)/rpm]
■最大トルク:230(23.5)/1750[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:6AT
■全長×全幅×全高:4260×1805×1470(mm) ■ホイールベース:2620mm
■車両重量:1290kg
■JC08モード燃費:16.1km/L
■車両本体価格:304万円(税込)

text/松本英雄 photo/向後一宏
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