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トヨタ MIRAIは燃料電池車ならではの静粛性が特徴。トルクを上手く制御した走りも心地よい / navi

(2015/05/28)

▲ついに登場した燃料電池自動車、トヨタ MIRAI。トヨタがこれまで培ってきたハイブリッド技術をもとにした燃料電池システム「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」が搭載されている▲ついに登場した燃料電池自動車、トヨタ MIRAI。トヨタがこれまで培ってきたハイブリッド技術をもとにした燃料電池システム「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」が搭載されている

トルクコントロールと静粛性の高さが好印象

世界初の量産型水素燃料電池自動車MIRAIのプロトタイプから約半年。生憎の雨ではあったが、ついに公道での試乗が可能となった。メーカーがどれほどの苦労をしてこの車を完成させるに至ったかはまたの機会にするとして、実際のドライブフィールをお伝えしたい。

右手でPOWERスイッチを押してメインシステムを目覚めさせる操作も、ハイブリッドに慣れたせいか戸惑うことは全くない。時代の流れを感じる瞬間だ。続いてアクセルを踏むと、急激なトルク上昇を抑えたマナーの良い発進が可能だ。ガソリンエンジンとは異なり、低回転から強大なトルクを有するモーターの特性を上手く制御しているのだろう。

そこから踏み込めば、1850kgの車重ながら最高出力113kW(154ps)の駆動用モーターによって力強い加速を味わえる。ブレーキもプロトタイプに比べ、ドライバーの操作にリニアなフィールに仕上がった。足回りのセッティングも乗り心地を重視してよく考えられており、重量あるボディを上手くいなしている。ただ、ブレーキング時はヘッドライトの光軸が上下に揺れるのが分かるくらい、ノーズダイブは大きい。

試乗中、好印象を抱いたのは静粛性だ。フロントに加えサイドガラスもレクサスブランドなどで用いられるラミネートされた複層タイプで、ドアヒンジも作りが良く、開閉の際も重厚感がある。タイヤハウス内の音が逆に気になってしまう程だ。タイヤハウス以外の部分の静粛性の高さや、エンジン音がないことが影響しているのだろう。

改善すべき細かな点はあるが、生産が進むにつれて向上する部分もあるだろう。歴史的な車であるということも含めて魅力的な1台だと感じた。

▲注目の燃料電池技術「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」。1回の水素充填で航続可能距離は650kmほど ▲注目の燃料電池技術「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」。1回の水素充填で航続可能距離は650kmほど
▲グレードは1種のみ。内装色はウォームホワイト、ブルーホワイト、ブルーブラックの3種が設定されている ▲グレードは1種のみ。内装色はウォームホワイト、ブルーホワイト、ブルーブラックの3種が設定されている
▲トランクルームには9.5インチのゴルフバッグ3つが収納可能。電源コンセント(AC100V)も設置されている ▲トランクルームには9.5インチのゴルフバッグ3つが収納可能。電源コンセント(AC100V)も設置されている
▲MIRAIはエコカーの代名詞的プリウスPHVに比べると全長410mm、全幅70mm大きい(右がプリウスPHV) ▲MIRAIはエコカーの代名詞的プリウスPHVに比べると全長410mm、全幅70mm大きい(右がプリウスPHV)

【SPECIFICATIONS】
■グレード:MIRAI ■乗車定員:4名
■パワートレイン:トヨタFCスタック(燃料電池)+モーター
■最高出力:トヨタFCスタック 114(155)[kW(ps)]+モーター 113(154)[kW(ps)]
■最大トルク:335(34.2)[N・m(kgf・m)]
■駆動方式:前輪駆動
■全長×全幅×全高:4890×1815×1535(mm) ■ホイールベース:2780mm
■車両重量:1850kg
■一充填走行距離(JC08モード):約650km
■車両本体価格:723万6000円(税込)

text/松本英雄 photo/尾形和美
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