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BMW7シリーズは本物を理解する人のためのクルマである / navi

(2016/03/07)

▲あらゆるシーンで最高のパフォーマンスと心地よさを提供してくれるモデルが7シリーズである。懐深く包み込む車は心のゆとりをもたらしてくれる。シンプルで本物を使った移動するプライベート空間は、アンダーステートメントに相応しい人を引きつけるはずだ▲あらゆるシーンで最高のパフォーマンスと心地よさを提供してくれるモデルが7シリーズである。懐深く包み込む車は心のゆとりをもたらしてくれる。シンプルで本物を使った移動するプライベート空間は、アンダーステートメントに相応しい人を引きつけるはずだ

フラッグシップモデルは本物を理解できる人のために

ドイツ車で最も上品なモデルは? と聞かれたら私は迷わずBMWと答える。ドライバーズカーとして操る楽しさを重んじているが、その素晴らしいシャシー性能を誇張しないのがBMWである。中でも新しい7シリーズは別格だ。必要以上に抑揚を付けないデザインはフラッグシップにふさわしく潔い。大らかなボディは伝説の飛行船グラーフ・ツェッペリン(LZ 127)を彷彿させ、複雑な断面を使わずに存在感を示した。

▲写真右がグラーフ・ツェッペリンことLZ 127。20世紀初頭に登場したドイツの巨大飛行船 ▲写真右がグラーフ・ツェッペリンことLZ 127。20世紀初頭に登場したドイツの巨大飛行船

試乗してみよう。技術のイノベーションは最高だ。7シリーズではスチールとアルミ合金に加え剛性が極めて高いCFRPのハイブリッドシャシーを作り上げた。これは軽量化とねじり剛性の向上を狙っている。剛性の高いシャシーでないと発揮できないのがハンドリングと乗り心地。良質の乗り心地はボディで下方向に抑えつつ、路面からの入力をサスペンションで素直に動かすところに極意があるのだが、新型7シリーズは軽量が故に抑え込みが難しい。ところが乗ってみると驚くほど静かで乗り心地が良質だ。

これは新たにフロントにも採用したエアサスの恩恵である。メルセデス・ベンツのSクラスでも採用している、予め路面のうねりを見ながらサスペンションを動かす仕組みだが、BMWはハンドリングを大切にしながら、乗員を心地よくいなす。大きくスロトークしても素早く上下方向の反復を収める。先代に比べて130㎏もの軽量化がもたらす動きの速さだ。慣性が少ないほど次のモーションに移りやすい。フラッグシップといえどもBMWはドライバーオリエンテッドなのだ。必要以上にトレッドを増すことなく存在感を作り出し、ハンドリングは一回りボディを小さく感じさせる。いつまでもドライブしたい今年最良のモデルは新型7シリーズであった。

▲セルフ・レベリング機能付きエアサスに加え、カメラでとらえた路面状況によりサス調整を行う機能も標準化 ▲セルフ・レベリング機能付きエアサスに加え、カメラでとらえた路面状況によりサス調整を行う機能も標準化
▲エクスクルーシブ・ナッパ・レザーを標準仕様に。ロングにはオプションで星空が楽しめる仕掛けも用意 ▲エクスクルーシブ・ナッパ・レザーを標準仕様に。ロングにはオプションで星空が楽しめる仕掛けも用意
▲3Lターボはアルミを用いて軽量化、JC08モード燃費を12.2km/Lに。4.4Lターボも改良され効率化を高めた ▲3Lターボはアルミを用いて軽量化、JC08モード燃費を12.2km/Lに。4.4Lターボも改良され効率化を高めた

【SPECIFICATIONS】
■グレード:740i M Sport ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直6DOHCターボ ■総排気量:2997cc
■最高出力:326/5500[ps/rpm]
■最大トルク:450/1380-5000[n・m/rpm]
■駆動方式:FR ■トランスミッション:8AT
■全長×全幅×全高:5110×1900×1480(mm) ■ホイールベース:3070mm
■車両価格:1288万円

text/松本英雄
photo/柳田由人
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