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オデッセイ ハイブリッドは、同クラスHVで一線を画すモデルだ / navi

(2016/03/13)

▲時代に先駆け「多人数乗用車の新しい価値」を創造してきたミニバン「オデッセイ」のハイブリッドモデル ▲時代に先駆け「多人数乗用車の新しい価値」を創造してきたミニバン「オデッセイ」のハイブリッドモデル

話題のオデッセイ ハイブリッド

ホンダ オデッセイに、待望のハイブリッドモデルがラインナップ。今回は、その「HYBRID」と「HYBRID ABSOLUTE」をメインに試乗してきたので、報告したい。

中と外から感じる高級感

5代目となり2年半が過ぎたオデッセイ。ホンダが誇る上級ミニバンだけに内装の作りは高級感を演出している。私も多くの欧州高級モデルに試乗しているが、オデッセイの仕上がりは、その価格にしたら驚くほど上手でお値打ちに感じられた。ホンダは、高級風味を作らせたら天下一品だ。もちろん、雰囲気よりも乗ってどうかということが重要だ。

まず、乗り込んだ印象だが、他社の同クラスモデルに比べて着座位置が低く乗用車感覚が強いという初代からの真骨頂は、変わらず受け継がれている。赤いPowerボタンを押してスタンバイONにすると、発進からEVモードで目立ったノイズも感じずに走り出した。EV走行時のギアのノイズはとても少ない。そこからアクセルを踏んで加速をすると、瞬時に2Lアトキンソンサイクルのエンジンが始動する。このエンジンは、発電用モーターの動力源と高速クルーズ時の動力源を二役担う構造なのだが、気になるトルク変動もなくスムーズにモーターとエンジンが共有してバトンタッチを行うのだ。

また、信号待ちで、エンジンがかかりっぱなしのまま充電をする状態にしてみたが、この場面ですら4気筒エンジンの静粛性は驚くほど高い。発電機用モーターを制御して、振動を打ち消している。エンジンを高回転域まで回しても、共振する嫌な振動は皆無なのだ。同モデルのガソリン仕様よりも軽やかで静かである。ハンドリングもサスペンションも、初期型に比べ明らかに角がまろやかになっており、スムーズな動きが確保されていた。

その結果、後席の快適性が向上したことは言うまでもない。コーナリングマシンであったオデッセイはロングツアラーのごとく長距離でも疲れない懐の深いハンドリングを得た。ボディ剛性を向上させたようなマッチングの良いバネとダンパーは、高級感を中からも増した。そもそも、ハイブリッドモデルは100Kg以上の重量増加となっているが、それをものともしない動力性能と乗り心地、安定感だ。

そして、「スポーツハイブリッド」とうたっているだけあって、ただのEVモードを搭載したモデルとは一線を画している。モーターを前面に押し出さず、唐突なトルクの増大よりも扱いやすいトルクコントロールに振った制御だ。コーナーの脱出も加速も、トルクのクライマックスの手前には必ず山があり、ドライバーを気持ちよく扱わせる。

▲グレードによっては、2列目用の電源設備も ▲グレードによっては、2列目用の電源設備も

「HYBRID」 と「HYBRID ABSOLUTE」はキャラクターの違いさえあれど、全体的にコンフォートに振っていることは間違いない。ただ、車高を下げた「HYBRID ABSOLUTE」の方が以前のホンダに近いハンドリングだ。もちろん、乗り心地を損なっているわけではない。今までのホンダらしい乗り味の方向性はそのままに、一定の進化を遂げている。もし、キャラクターの選択に迷ったなら、ホンダ特有のソリッドなハンドリングを好む方にはABSOLUTEをオススメしたい。

▲低床からか、比較的スマートに見えるスタイリング ▲低床からか、比較的スマートに見えるスタイリング
▲高級感漂うインテリア。グレードごとにシートの質感も選択できる ▲高級感漂うインテリア。グレードごとにシートの質感も選択できる
▲3列目シート ▲3列目シート
▲簡単な操作でシートをフラットに収納でき、ラゲージスペースが拡大 ▲簡単な操作でシートをフラットに収納でき、ラゲージスペースが拡大

【SPECIFICATIONS】
■グレード:2.0 ハイブリッド ■乗車定員:7名
■エンジン種類:直列4気筒DOHC ■総排気量:1993cc
■最高出力:107(145)/6200[ kW(ps)/rpm]
■最大トルク:175(17.8)/4000[N・m(kg・m)/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:AT
■全長x全幅x全高:4830x1820x1695(mm) ■ホイールベース:2900mm
■車両重量:1860(kg)
■車両本体価格:364.6万円(税込)

text/松本英雄
photo/奥隅圭之
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