新車のことならカーセンサーラボnavi最新クルマニュースニュース一覧日産SUVの実力や、いかに? ジューク、エクストレイルをエクストリーム試乗 / navi

クルマニュース

日産SUVの実力や、いかに? ジューク、エクストレイルをエクストリーム試乗 / navi

(2018/02/26)

▲1月下旬、長野県北佐久郡立科町の女神湖で試乗した「ジューク」と「エクストレイル」についてレポートする ▲1月下旬、長野県北佐久郡立科町の女神湖で試乗した「ジューク」と「エクストレイル」についてレポートする

街で乗るには十分の4WDモデル。氷上ではどう走る?

毎年恒例となっている日産の氷上試乗会。氷の上という『究極に滑りやすい路面』で車の性能をみる貴重な機会である。本記事では4WDのSUV車「エクストレイル」と「ジューク」について感想を述べたい。


まずはジューク

初めはスタビリティコントロール(横滑り防止機構装置)をONの状態で様子をみてみた。

発進は、ゆっくりとアクセルを開けていけば問題なく進む。しかし、少し速度を乗せようとアクセルを踏み込むと、途端に安定性が失われるのだ。

ジュークは足回りが少々スポーティな印象なので、氷上では路面とのコンタクトが希薄となってしまうのだろう。このようなコンディションでは、路面からの入力を溜め、ワンクッション置くサスペンション設定の方が、唐突な動きが少ないのだ。

また、ジュークの電子スロットルは、車が「滑った」と同時に、エンジン回転を抑制する仕組みになっている。とはいえ前には進むわけなので、慣性が働き、ちょっとした動力の差と路面の凸凹で姿勢が乱れてしまう。

これが、ステアリングをまっすぐにしていても不安定になる要因だ。

コーナーでは、手前で速度を落としステリング操作で曲がろうとしたが、曲がらず外へ出た。仕方ないので、1回逆にステリングを切ってフェイントをかけ、慣性ドリフトの状態でコーナーを曲がる。が、エンジンをコントロールしようとするが滑っているので反応しない。そのまま失速し、止まる寸前にまた息を吹き返す。

……つまり、安全なのだ

このような場で、有識者が氷上走行を“楽しむ”のには向いていない制御だが、一般道でいざという瞬間には、これでないと横滑りを最小限にとどめられない

が、私はどうにもエンジンの反応が満足できないので、途中でスタビリティコントロールをOFFにし、サイドブレーキとアクセルコントロールを多用し限界走行を行った。前述したとおり、基本的には滑りやすいので、このような走行イベントでは単純に楽しいが、コースを理想どおりにトレースするのは難しかった。

ジュークは、ホイールベースが短くキビキビした走りの小型SUV。雪や氷といったエクストリームなシチュエーションをスポーティに走破するというよりは、「アスファルトマイスター」のようなモデルだ。逆に、雨の日のアスファルトで実感するスタビリティを、雪上でそのまま披露することは難しいだろう。

▲日産 ジューク ▲日産 ジューク
Photo:尾形和美

続いて、エクストレイル

乗り心地に定評があるモデルだ。確かに、寛容なサスペンションセッティングは、直進安定性も高いので懐が深く、疲れにくい印象がある。

初めは「AUTOモード」で試乗した。やはり車の動きはワンテンポ遅れるが、確実に前には進んで行く。

乗り心地と安定感はとても良好だ。心地よいサスペンションセッティングはブレーキングから安定感抜群。“溜め”のあるサスペンションは、滑る路面で本領を発揮した。

コーナーを曲がると車体が外に向かっては行くが、ステアリングを大きく切らずブレーキをガマンしていれば、徐々に中に入り込もうとする。極限でも『進もう』とする意思がはっきりと感じられた

前後を直結した「LOCKモード」でも走行してみた。走り出しから一気にワイルドな挙動になるが、やはりエクストレイルはジェントルなモデルだ。

200mほどの氷盤ストレートを、多少横を向きながらもまっすぐに走り抜けた。極限状態でも、極めてコントローラブルなのだ。同乗していた編集部の井上さんも、特に驚いたような素振りは見せなかった。

都会のアスファルトからエクストリームな路面まで、コンフォタブルに扱えるエクストレイル。根強い人気があるのも、うなずける。

▲日産 エクストレイル ▲日産 エクストレイル
Photo:尾形和美


【SPECIFICATIONS】
■ジューク
■グレード:16GT FOUR ドレスアップ ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4DOHC ■総排気量:1997cc
■最高出力:140(190)/5600 [ kW(ps)/rpm]
■最大トルク:240(24.5)/1600-5200[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:CVT
■全長×全幅×全高:4135×1765×1570(mm) ■ホイールベース:2530mm
■車両重量:1390kg
■JC08モード燃費:13.4(㎞/L)
■ガソリン種類/容量:ハイオク/50(L)
■車両価格:280.2万円(税込)

■エクストレイル
■グレード:20X ■乗車定員:7名
■エンジン種類:直4DOHC ■総排気量:1997cc
■最高出力:108(147)/6000 [ kW(ps)/rpm]
■最大トルク:207(21.1)/4400[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:CVT
■全長×全幅×全高:4690×1820×1740(mm) ■ホイールベース:2705mm
■車両重量:1590kg
■JC08モード燃費:15.6(㎞/L)
■ガソリン種類/容量:レギュラー/60(L)
■車両価格:282.7万円(税込)

text/松本英雄
photo/尾形和美
クリックでタグの選択
最新ニュース
メガーヌR.S.は抜群の旋回性能を誇るFF超速ホットハッチ(2018/09/19)
ホンダ レジェンドのマイナーチェンジから半年。ところで、スポーツサルーンはどう進化していたのか(2018/09/12)
買うなら断然こっちだ! こだわりしか感じないノート/セレナ「オーテックモデル」(2018/09/10)
S660 モデューロXは動きがいまいちだったサスペンションがランクアップ!(2018/09/06)
深みある乗り心地に感服である。日本最高峰の高級車『トヨタ センチュリー』に乗る(2018/09/05)
ページトップへ戻る

お問合せプライバシーポリシー利用規約サイトマップ

CSLNV027