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ディーゼル車はパワーを、ガソリン車はインテリジェンスを手に入れたマツダ CX-5 / navi

(2018/04/30)

▲昨年登場した2代目CX-5が好調な販売を続けている。スタイリッシュなデザインが受け入れられていることはもちろん、エクステリアに負けないインテリアの質感の高さも認められているからだろう ▲昨年登場した2代目CX-5が好調な販売を続けている。スタイリッシュなデザインが受け入れられていることはもちろん、エクステリアに負けないインテリアの質感の高さも認められているからだろう

CX-5はそのパワートレインが魅力のひとつだ

CX-5の特筆すべき特徴のひとつがエンジンのパフォーマンスでもあるのだが、今回は、そのエンジンをさらに進化させてきた。

2.2LディーゼルはCX-8に搭載されているパワーアップ版に変更、2.5Lガソリンは気筒休止システムというインテリジェンスな機能を搭載してきたのだ。

今回は新しい2.2Lディーゼルと2.5Lガソリン車に加え従来モデルの試乗も行ったので、その模様をお伝えしたい。

▲ディーゼルターボの有り余るパワーは、ワインディングや高速での爽快さはもちろん、ストップ&ゴーが繰り返される市街地でもストレスになるようなダルさを感じることはない ▲ディーゼルターボの有り余るパワーは、ワインディングや高速での爽快さはもちろん、ストップ&ゴーが繰り返される市街地でもストレスになるようなダルさを感じることはない

従来型のディーゼルはやっぱり良い出来だ

最初の試乗は従来型のディーゼル車、スカイアクティブ-D 2.2を搭載するFFモデルから。

走り出しはディーゼル特有の音が少々気になるが、このパワーの出方はわかりやすい。FFのCX-8に比べ、出力の立ち上がり方が急激でないのでトラクションを失いにくい。

試乗車の走行距離は2万km近くだったので馴染んでいたのかもしれないが、新車時よりもリアクォーター付近の音と振動が少なく感じた。はっきり言えば全く不満はなく、これでいいんじゃないかと思うくらいだった。

CX-8と同じエンジンになったことでパワフルさがさらに増している

そして改良版のFFモデル。CX-8よりも200kg以上車重が軽いCX-5に同じエンジンを載せていることを考えるとパフォーマンスへの期待値は大きい。

アイドリングからの走り出しでは、CX-8よりもエンジン音が若干だが大きい。これは防音材の量によるものだろう。

とはいえ、アクセルを踏み込んだときの車体の動きは、非常に良い印象だ。ただ、上り坂でグッと加速させたときにフロントにトルクステアが発生するのはパワフルなFFだから。4WDならば力強くも滑らかな加速が可能であろう。

サスペンションは従来型よりもソフトに感じたが、エンジニアに聞いたところ変更はしていないそうだ。これは、パーツによる多少のバラツキとも考えられる。

ただ、出力向上によって加減速時の荷重のかかり方が変わる場合は、車体の沈み込みなどに変化が生じるもの。

なので、より素晴らしい車を提供しようとするのであれば、出力に応じたサスペンションの再セッティングも実施してほしかった。

▲ディーゼルに注目されがちなCX-5だが、2.5Lガソリン車のエンジンもディーゼルとは違ったスムーズな加速が得られ運転の楽しさが感じられる。実は非常にバランスの取れたモデルであると思っている ▲ディーゼルに注目されがちなCX-5だが、2.5Lガソリン車のエンジンもディーゼルとは違ったスムーズな加速が得られ運転の楽しさが感じられる。実は非常にバランスの取れたモデルであると思っている

ガソリン車の気筒休止システムは切り替えに気づかないほど自然だ

次にマツダ初の気筒休止システムを採用した2.5Lガソリン4WDモデル「25S プロアクティブ」の試乗だ。

ディーゼル車からガソリン車に乗り替えると、立ち上がりのトルクにスムーズさを感じる。スムーズゆえに姿勢変化が少なく、4WDということも相まってスタビリティは高い。

気筒休止システムだが、走り出しや加速といった高負荷時は4気筒である。

ただ、平坦な道や一定速度で巡航しているようなエンジン負荷が少ないときは2気筒になる。

試乗車には作動している気筒数をリアルタイムに表示するモニターが特別に装着されていたので、目視で確認できるが、これがないと体感や音ではまずその変化はわからない。

エンジンに負荷をかけないようなアクセルワークの上手なドライバーならば、任意に2気筒モードを多用できるはずだ。

良くできているだけにマツダならではのアピールが欲しかった

部品点数を少なくしている仕様にも関わらず、ここまでスムーズに気筒数を可変させていることを考えれば、とても良くできているエンジンと言えるだろう。

とはいえ、気筒休止のシステムではマツダは後発メーカーである。実用燃費の向上を図ることを目的としたことは理解できるが、後発ならば後発なりに他社とは違うマツダらしさを加えたアピールをもっとしてほしいところ。

それは私だけでなく、マツダファンもそう思っているはずだ。

▲今回の変更はエンジンが中心なので見た目の変更は全くない ▲今回の変更はエンジンが中心なので見た目の変更は全くない
▲外観では、リアハッチのエンブレムで「ディーゼル」と「ガソリン」の区別がつく。ちなみにSKYACTIV-Dというエンブレムがディーゼルだ ▲外観では、リアハッチのエンブレムで「ディーゼル」と「ガソリン」の区別がつく。ちなみにSKYACTIV-Dというエンブレムがディーゼルだ
▲CX-5オーナーの声を元に、オプションで選択を可能にした機能が運転席ドアにあるウインドウ開閉スイッチ。全ウインドウが、長押しでオート開閉可能な機能を付けたライト付きのスイッチだ ▲CX-5オーナーの声を元に、オプションで選択を可能にした機能が運転席ドアにあるウインドウ開閉スイッチ。全ウインドウが、長押しでオート開閉可能な機能を付けたライト付きのスイッチだ
text/松本英雄
photo/篠原晃一

【SPECIFICATIONS】※試乗車
■グレード:25S プロアクティブ ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直列4気筒DOHC ■総排気量:2488cc
■最高出力:138(188)/6000 [kW(ps)/rpm]
■最大トルク:250(25.5)/4000[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:6AT
■全長x全幅x全高:4545 x 1840 x 1690(mm) ■ホイールベース:2700mm
■ガソリン種類/容量:レギュラー/58(L)
■JC08モード燃費:14.2(㎞/L)
■車両価格:291.6万円(税込)

■グレード:XD L パッケージ ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直列4気筒DOHC+ターボ ■総排気量:2188cc
■最高出力:140(190)/4500 [kW(ps)/rpm]
■最大トルク:450(45.9)/2000[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:2WD ■トランスミッション:6AT
■全長x全幅x全高:4545 x 1840 x 1690(mm) ■ホイールベース:2700mm
■ガソリン種類/容量:軽油/56(L)
■JC08モード燃費:19.0(㎞/L)
■車両価格:329.94万円(税込)

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