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マツダが求める乗り心地とハンドリングを徹底追求したCX-3 / navi

(2018/06/25)

▲今回は大幅に改良を加えたマツダのCX-3の試乗だ。ディーゼル、ガソリン両モデルのインプレッションをお届けする ▲今回は大幅に改良を加えたマツダのCX-3の試乗だ。ディーゼル、ガソリン両モデルのインプレッションをお届けする

従来型は走りに関して不満があったが、新型は様々な部分を改良してきた

CX-3はコンパクトながら存在感がある素晴らしいデザインであることはすでに何度も評価したが、走りに関しては何度も苦言を呈してきた。

2015年に発売以来、スポーティさを演出してヒラヒラと軽やかに街中や山間部をドライビングすることに専念しすぎたのか、足が地に着いたサスペンションセッティングではなかった。4WDもリアへのトラクション不足によるスタビリティが足らないのであった。

加えて静粛性の高い欧州車のディーゼルエンジン搭載車が増えていくに従ってCX-3のエンジンはノイズが気になる感じもしていた。

もちろん、CX-3の開発主査も理解していたようだが、当初の設計者が考えたセッティングを変更するのは容易ではない。なぜならば、今回の大幅なブラッシュアップを合わせると実に4回の変更をしてたどり着いたからだ。

単純にダンパーとスプリングを替えたわけではない。シートのクッション材の素材を吟味したり、ダンパーの容量アップによる低速からの細かな動きに対応している。G-ベクタリング制御による微小なエンジン制御を行い必要以上の動きも抑制した。

技術者としては本当はやりたくなかったのではないかと感じるが、おきて破りの専用タイヤまであつらえた。開発陣は、ユーザーに最高の乗り心地を提供したいのだな、と感じた。もう最後までやり切ったブラッシュアップである。

これでもかというほど技術をCX-3に投入して、現在のマツダが求めている乗り心地とハンドリングを実現したのだ。
 

排気量アップで扱いやすく、静粛性も高いディーゼルモデル

前置きが長くなったが試乗してみよう。初めは、1.8Lエンジンとなって、さらなる精密噴射制御と静粛性の向上、ゆとりのドライバビリティを高めたSKYACTIV-D搭載の2WD仕様だ。

まずドアを開けて閉めた瞬間に、重厚感が確実に増していることがわかる。

シートも無圧布団のように全体の圧力を分散して、局部的な圧力を抑えているようだ。
 

内装の質感やデザインも明らかにグレードアップした。ゆったりと乗るにはアームレストは不可欠なのだがそれも追加した 内装の質感やデザインも明らかにグレードアップした。ゆったりと乗るにはアームレストは不可欠なのだがそれも追加した

エンジンを始動し、従来とのディーゼル特有のカラカラ音が随分と低くなった。

発進して感じたのは扱いやすいトルク特性だということである。コントロールがしやすいの不愉快な前後の動きを抑えられる。

サスペンションは、現在のマツダのSUVの中ではスポーティな味つけだがよく動いて衝撃を緩和している。街中の取り回しは、静粛性といい、乗り心地といい良くなった。

一般道から高速を試乗する。従来のCX-3は2WD仕様であると明らかにリアの接地性に安心感を与えなかったが、今回はよく動き専用タイヤとのマッチングもさすがに良好だ。静粛性も高い。

しかし、6速ATとエンジンの統合制御はもう少し大らかなセッティングであるとなお良い。ゆっくりと深くアクセルを踏み込むと、忙しく変速するシフトが気になった。その場合のエンジンのフィールも出力が伸び止まりしたような印象を受けた。

パワーステアリングも時速60キロぐらいまでは悪くはないが、高速時のEPS(電動パワステ)の遊びが少なく、ちょっと切っただけで反応する。クルーズコントロールでゆったりと乗りたいところだが、ステアリングの修正に若干の曖昧さがないと疲れるかもしれない。
 

ガソリンモデルはもっと静粛性が高い。改良の良さを最も体感できる

続いてSKYACTIV-G 2.0の4WDモデルだ。やはりガソリンモデルの方が静かである。走り出しもディーゼルモデルよりもゆったりした感じで重厚感がある。

4WD仕様なので前後のバランスが良いのかもしれない。なんだかんだ言っても4WDは急な坂道でもステアリングが安定して発進ができる。街中の乗り心地もしっとりとしていて、大幅な改良が際立って感じられる。

アクセルのコントロールも加速時の車の動きもジェントルだ。2WDよりも高級な乗り心地を演出する。それはリアの剛性感がアップしたような感じなのだ。
 

高速の乗り心地といいスタビリティといい文句ない。改良の良さを最も体感できるモデルである 高速の乗り心地といいスタビリティといい文句ない。改良の良さを最も体感できるモデルである

ディーゼル仕様に比べると燃費は多少下回るが、エンジンとATの統合制御は、ドライバーのことをよく考えた味付けになっている。ファッショナブルないでたちから質感を含めたコンフォートなドライビングにCX-3は進化した。

200万円台のコンパクトSUVとしては、ヒエラルキーを感じさせない素養をさらに増したようである。
 

text/松本英雄
photo/尾形和美
 

【SPECIFICATIONS】※試乗車
■グレード:XD L Package ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直列4気筒DOHC+ターボ ■総排気量:1756cc
■最高出力:85(116)/4000 [kW(ps)/rpm]
■最大トルク:270(27.5)/1600-2600N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:2WD ■トランスミッション:6AT
■全長x全幅x全高:4275 x 1765 x 1550(mm) ■ホイールベース:2570mm
■ガソリン種類/容量:軽油/48(L)
■WTLCモード燃費:20.0(㎞/L)
■車両価格:283.608万円(税込)

■グレード:20S L Package ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直列4気筒DOHC ■総排気量:1997cc
■最高出力:110(150)/6000 [kW(ps)/rpm]
■最大トルク:195(19.9)/2800N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:6AT
■全長x全幅x全高:4275 x 1765 x 1550(mm) ■ホイールベース:2570mm
■ガソリン種類/容量:レギュラー/44(L)
■WTLCモード燃費:15.2(㎞/L)
■車両価格:279.208万円(税込)
 

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