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DS新時代を切り開く、フラッグシップSUV『DS 7 CROSSBACK』誕生 / navi

(2018/08/18)


▲DS Automobilesから初となるSUV誕生
▲DS Automobilesから初となるSUV誕生

宝飾品のような美しいデザインと優雅な走り

自動車メーカーが1つのブランドにこだわらず、培った持ち前の技術とアイデンティティを用いて新たな高級ブランドを立ち上げるのは、我が国のレクサスやインフィニティを見れば理解できよう。

EUでは2位の地位に立つのフランス最大の自動車メーカーグループ、PSAから2015年より単独の高級ブランド、“DS Automobiles”が発表されている。

日本ではDS3、DS4、DS5とハッチバックの高級路線を狙い他社にはないようなデザイン、そして質感を高めたモデルを販売してきた。

今回試乗するDS 7 CROSSBACKは、数字からも理解できるようにDSシリーズのフラッグシップモデルだ。DSシリーズから初となるSUVの登場である。

全体的に柔らかいフォルムで作り込まれているが、LEDデイライトとヘッドライトやテールランプに装飾的なイメージを持たせた。

また、内装は高級ブランドショップや老舗宝飾品店が立ち並ぶフランスのヴァンドーム広場のごとく、随所に輝く調度品があしらえているような雰囲気だ。触れたときの質感にこだわったマテリアルは、最近の宝飾品に使われるブラックロジウムコーティングのような輝くブラックが印象的である。

メーターパネルのデザインも直線基調を採用し、独自の視認性の考え方を用いて作っている。新しいデザインだが決して見づらいことはなくシンプルで合理的な美しさを感じる。


▲シフト左右に縦基調に並んでいるスイッチ類は宝飾品のようなデザイン
▲シフト左右に縦基調に並んでいるスイッチ類は宝飾品のようなデザイン
▲視認性に優れたデザイン
▲視認性に優れたデザイン

最初に試乗したのが最上位モデル“Grand Chic”のBlueHDi2.0Lターボディーゼル仕様だ。見た目は4WDのようであるがFFである。

高級なモデルだけにアイドリングのエンジン音はとても抑えられていてフラッグシップの意地を見せつける。

走り出しはどのメーカーのエンジニアも脅威に感じている、千葉県のかずさアカデミアパークの石畳から始まる。DS 7 CROSSBACKの素晴らしいセッティングによって細かな振動を物ともせず吸収する。

奥深いフランス車の乗り心地が期待できそうだ。石畳で若干リアの荷室にバイブレーションを感じるが静粛性が高いゆえに感じてしまうのかもしれない。

通常、ステアリングが小径だと微調整が難しく、急激なボディの動きが生じてしまうが、DS 7 CROSSBACKはそれを感じさせない。スムーズでゆったりとした走りができる操舵系のセッティングはとても良い。タイトなコーナリングでも大型客船のごとく体には大きな揺れを感じさせない。

金属の板を並べたような美しいブレスレットを意識したデザインのレザーシートは最も個性があり、見た目よりもホールド性が良好で座り心地はソフトだ。


▲2.0Lターボディーゼルのエンジン
▲2.0Lターボディーゼルのエンジン

一般道に入ると始まりから長い上り坂だ。400N・mのトルクはグイグイと大柄なボディを引っ張っていく。エンジン回転は大きなトルクの恩恵で抑えられている。さらにアクセルを踏み込んだフルロードで少しノイズが感じられるくらいだ。肝がすわったどっしり感がある。

また、アイシンAWと共同で開発した8速ATはとてもスムーズだ。走行条件に対して最適なセレクトを選び、この試乗ではまったく不愉快さはなかった。

坂道からの発進でも、細かくトラクションを制御することによってFFでもビッグトルクを確保し、しっかりと走っていく。カントリーロードには必要以上のパワフルさが感じられた。

このゆとりあるトルクを使える場面は、やはり高速道路だ。

料金所から本線にアプローチするまでの速度を安定させるカーブは、フロントヘビーなゆえにアンダー傾向であるが至って乗り心地は良い。サスペンションが大きく減衰しても車内が揺れるような不安定さはなく、姿勢は微動だにしない。一気に加速して本線へと合流する。荒々しくなく素晴らしい加速だ。

何事も涼しい顔でやってのけるパリのエスプリのようなさわやかさで、もっと遠くに走って行きたくなる。この短い試乗はとても惜しい。グランドツーリングに相応する素晴らしい走りだ。

続いては同様の仕様であるが、ガソリンモデルである。BMW製の1.6Lユニットをファインチューニングして225psまで高めている。

トルクは2000回転足らずで300N・mを発揮する。同様のコースで試乗したがトルクがディーゼル仕様に比べると小さな値だが、300N・mもあれば1570Kgのボディには十分すぎる。しかも1900回転で発生するというのは常用回転領域だということなので、理にかなった設定と言えるだろう。

ディーゼルモデルよりも明らかに軽快だ。コーナリングも重さを感じずアンダーも気にならない。外側へ膨らまずに、機敏にコーナをトレースしていくのだ。

高速の中間加速もディーゼルモデルまでとはいかないものの十分である。ガソリンモデルに慣れている人には自然でとても扱いやすい。市街地でのドライバビリティも良く、大きなボディでも意外と取り回しも容易である。

乗り心地はディーゼルモデルよりもスポーティに感じたが、それでも十分ラグジュアリーな乗り心地だ。

キャビンに座って様々な部分に触れたり眺めたりして、フランスの装飾的な文化を感じとるのも良いだろう。 ディテールにこだわる女性にはより満足できる仕上がりなのかもしれない。

text/松本英雄
photo/篠原晃一

【SPECIFICATIONS】
■グレード:Grand Chic ■乗車定員:5名
■エンジン種類:ターボチャージャー付直列4気筒DOHC(ディーゼル)
■総排気量:1997㏄
■最高出力:130(177)3750 [kW(ps)/rpm]
■最大トルク:400 /2000[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:8AT
■全長x全幅x全高:4590 x 1895 x 1635(mm) ■ホイールベース:2730mm
■ガソリン種類/容量:軽油/55(L)
■車両価格:562万円(税込)

■グレード:Grand Chic ■乗車定員:5名
■エンジン種類:ターボチャージャー付き直列4気筒DOHC
■総排気量:1598㏄
■最高出力:165(225)5500 [kW(ps)/rpm]
■最大トルク:300 /1900[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:8AT
■全長x全幅x全高:4590 x 1895 x 1635(mm) ■ホイールベース:2730mm
■ガソリン種類/容量:ハイオク/62(L)
■車両価格:542万円(税込)

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