新車のことならカーセンサーラボnavi最新クルマニュースニュース一覧ただの若者向けラインと思うなかれ。BMWの挑戦が詰まったX2に乗った。 / navi

クルマニュース

ただの若者向けラインと思うなかれ。BMWの挑戦が詰まったX2に乗った。 / navi

(2018/08/13)


▲一見してBMWと分かるデザインでありながら、SUVのスタイルにスポーティさを掛け合わせた新しい挑戦といえる一台
▲一見してBMWとわかるデザインでありながら、SUVのスタイルにスポーティさを掛け合わせた新しい挑戦といえる1台

Xシリーズに新たに追加されたモデル

自動車王国のドイツに、すべてのモデルに統一的なデザイン哲学を感じるメーカーが存在するが、その1つがBMWだ。

しかし、今回新たに登場したX2は、今までのBMWのラインとはひと味違ったデザインである。

Xシリーズの特徴は切り立ったテールゲートのSUV(BMWではSAVという)と、リアゲートが寝たクーペタイプのSUVの2つだ。好みやライフスタイルに合わせたチョイスがXシリーズの活性化を図ってきた。

想像するにX2が発売されるのであれば、X2、X4、X6の偶数のXシリーズは必然的にスポーティなデザインになってくることは容易にわかる。

X2は、X1やX3に比べるとグラスエリアを小さくAピラーとクオーターパネルをギュッと絞り込みスポーティなハッチバックのスタイルを導入したSUVとなった。

他のXモデルと全く違うのは実はサイドビューである。見た目のエモーショナルさを抑えて、フロントとリアの力強さのバランスが考えられている。BMWがうたっている“New form”であることに間違いはない。


▲窓が小さくスポーティさを感じさせるサイドビュー
▲窓が小さくスポーティさを感じさせるサイドビュー
▲なめらかな曲線的デザインを用いつつ、SUVの力強さも保持されている
▲なめらかな曲線的デザインを用いつつ、SUVの力強さも保持されている

乗り込んでわかるのはSUVながら乗用車的な雰囲気がするということだ。

例によってシンプルで視認性が良いメーターとインテリアは、ドライバーファーストな扱いやすさとなっている。センタークラスタの抑揚を最小限に抑えた部分が、本質ありきのBMWらしさが色濃く表されているといえるだろう。

また程よくタイトなコックピットはスポーティで、軽快さをドライバーに感じさせる。

今回試乗したのは“X2 xDrive20i M Sport X”である。4人乗車して箱根の山間部を目指す。

ドライブしてすぐに感じたのは適度な硬質感だ。最近のBMW M Sportはしなやかなセッティングになってきていたが、珍しく締め上げられている。

こういったフィーリングは、山間部を走ると軽快さが増していく。コーナーリングや加速時でもサスペンションがコンフォートな動きの良い部分を抑えて、パワーを路面に伝えるからだ。

姿勢を変えず路面とコンタクトを取りながら無駄な動きは最小限にする。これが元々のM Sportモデルの機敏さである。


▲ドライバーへ向けられたインテリアデザインはBMWの普遍のメッセージ。SUVでありながら、良い意味で重厚感がそぎ落とされている
▲ドライバーへ向けられたインテリアデザインはBMWの普遍のメッセージ。SUVでありながら、良い意味で重厚感がそぎ落とされている
▲シートをはじめとした内装に使われているイエローのステッチ。○色のラインナップから選ぶことができ遊び心を演出できる
▲シートをはじめとした内装に使われているイエローのステッチ。計3色(オプション含む)から選ぶことができ遊び心を演出できる

とは言ってもSUVであるので大きなロールは不安も与える。

X2はデザインもさることながら新しい乗り味にも挑戦しているようである。

横置きエンジンのX Driveは縦置きと少々味付けは違うが、基本的にはコーナリングでも積極的に後輪に動力を与えて回頭性を良くしながら、安定性を高めるというものだ。

4人が乗車した芦ノ湖スカイラインの上り坂でも、グイグイと引っ張っていく。

4気筒ユニットは、とてもスムーズなエンジン回転と心地よい排気音で高揚する。

3リッターのガソリンユニットに迫るトルクは最高出力よりもフラットなトルク特性を重要視して、SUVに必要なドライバビリティを大切にしている。

新たなフロントフードのデザインは視認性がとても良い。フェンダーの見えない端まで想像できるような視界だ。


▲1.8Lの直列3気筒と、2.0Lの直列4気筒がラインナップされている。どちらもガソリンエンジンでディーゼルは未発表
1.8Lの直列3気筒と、2.0Lの直列4気筒がラインナップされている。どちらもガソリンエンジンでディーゼルは未発表

4人から今度は2人で山間部を走ると、コーナーの動きに変化があらわれた。

ブレーキングでグッと荷重をかけてステアリングを軽く入れると、下りであっても地に足をつけた安定感ある動きは思った以上だ。

吸い付くようなコーナーリングで、スポーティなハンドリングが一気に炸裂する。

今度は上りでも試してみる。加速中フロントサスペンションが伸びることなく安定感ある接地性が、M Sportの本質を感じさせる。

運転させられているというよりも、運転して路面を理解させる自動車の楽しみを感じることができる仕様である。

横置きエンジンだが縦置きエンジンの後輪駆動のごとく、X DriveシステムにBMWらしい伝統的な走りのDNAを入れた味付けはSUVでありながら新しい。

若い人への答えというよりも、ドライビングの真髄を知らせようとするソリッドで軽快なSUVである。


▲成人男性4人を乗せた上り坂でも、パワー不足を全く感じさせない。コーナーでの安定感も申し分ない
▲成人男性4人を乗せた上り坂でも、パワー不足を全く感じさせない。コーナーでの安定感も申し分ない text/松本英雄
photo/尾形和美

【SPECIFICATIONS】※試乗車
■グレード:X2 xDrive20i M Sport X ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4 DOHC ■総排気量:1998cc
■最高出力:141(192)/5000[kW(ps)/rpm]
■最大トルク:280(28.6)/1350-4600[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:8速AT
■全長x全幅x全高:4375 x 1825 x 1535(mm) ■ホイールベース:2670mm
■ガソリン種類/容量:ハイオク/61(L)
■JC08モード燃費:14.6(㎞/L)
■車両価格:515万円(税込)

クリックでタグの選択
最新ニュース
【試乗】新型 スズキ ハスラー|新開発エンジン&CVTで他の追随を許さないほどに完成されたクロスオーバーSUV軽(2020/02/17)
【発掘! あの頃の試乗レポート Vol.4 】1989年 日産 スカイラインGT-R|280ps、36.0kg-mの圧倒的なパワー!!180km/hにわずか15秒台で突入する(2020/02/17)
【発掘! あの頃の試乗レポート Vol.3 】1990年 三菱 GTO|280馬力を生かす4WDの走りが魅力!(2020/02/16)
【発掘! あの頃の試乗レポート Vol.2 】1990年 日産 パルサーGTI-R|超パワフルなのに安定した走り やはり230馬力はハンパじゃない(2020/02/16)
【試乗】新型 BMW X1|外見は迫力が増し、走りは繊細さが増したシティ派SUV(2020/02/15)

アクセスランキング

1
keep
【試乗】新型 ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズ|狭い道や駐車がラクラクのコンパクトSUV(2019/12/17)
2
keep
【試乗】新型 トヨタ カローラツーリング|バンのイメージを払しょくするスポーツワゴン(2019/11/17)
3
up
【試乗】新型トヨタ ヤリス(プロトタイプ)|TNGAプラットフォームの中で最も優秀! トヨタらしい自動車づくりを感じた一台(2019/12/16)
4
keep
【試乗】新型 ホンダ ヴェゼル モデューロX|カスタマイズパーツによるさらなる進化を感じるヴェゼル(2020/01/19)
5
down
【試乗】新型 マツダ CX-30|デザインの考え方には疑問が残るが、スポーティながらも奥ゆかしさを感じるモデルだ(2019/12/06)
6
up
【試乗】新型 スバル XV|成熟が期待できるプラットフォームだけに、さらに先のマイナーチェンジも楽しみなモデル(2020/01/03)
7
keep
【試乗】新型 メルセデス・ベンツ GLE|走り、積載性、高級感を高次元でかなえるハイパフォーマンスSUV(2020/02/09)
8
down
【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross|末っ子モデルながら国産モデルでは到達できないクオリティが自慢の1台(2020/01/18)
9
keep
【試乗】ボルボ V40クロスカントリー|惜しまれつつも生産終了となったが、コンパクトモデルの中で最もプレミアムなモデルだと再認識した(2019/12/08)
10
keep
【試乗】新型 レクサス RX|静粛性と乗り心地がもう一段向上されたラグジュアリーSUV(2019/11/29)
ページトップへ戻る

お問合せプライバシーポリシー利用規約サイトマップ

CSLNV027