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“ザ・上質モデル”の6シリーズGTで、東京→京都間を500km走って分かったこと。 / navi

(2018/08/24)


▲全長5000mmを超えるロングボディをクーペスタイルにした6シリーズ グランツーリスモ
▲全長5000mmを超えるロングボディをクーペスタイルにした6シリーズ グランツーリスモ

ラグジュアリーセダンをクーペにしても、上質さは変わらない

派手さはないが存在感は十分なモデルが“BMW 6 シリーズ グランツーリスモ”だ。販売価格は1000万円を超える、本当に心と経済的にゆとりがある人が望むモデルである。

販売するモデルの仕様は1つだけだが、カラーは全8色からの選択が可能だ。

独自の考え方によって磨かれたスポーティで、かつ安定性が高い4WDシステム“xDrive”を搭載する。

またサスペンションやブレーキ、ホイールなどはBMWのスポーツ仕様で支持者も多い“Mスポーツ”で架装されたモデルである。

エンジンは6気筒を精密にコントロールするダイレクトインジェクションシステムなどによって、ターボ仕様にも関わらず低速から高速まで幅広くカバーできるのが特徴だ。

実はこの6 シリーズ グランツーリスモで東京と京都の往復1200kmのロングドライブをしたことがあるので、そのときのインプレッションも含めご紹介したい。


▲直列6気筒にツインターボを搭載したエンジン
▲直列6気筒にツインターボを搭載したエンジン
▲ブレーキをはじめとした足回りは、スポーティなMスポーツ仕様
▲ブレーキをはじめとした足回りは、スポーティなMスポーツ仕様

街中の存在感は華美ではない程良くじんわりとしたスタイルで、優雅な印象が目に焼きつく。

全幅1900mmでありながらドライバーからはひと回り小さく感じる感覚をもたらすのは、BMWのイデオロギーでもあるのドライバーオリエンテッドの証しであろう。

全長も5000mmを超えるが、ミドルクラスの車を並べない限りそこまでのサイズとは思えない、奥ゆかしいデザインも趣味が良い。

そのスタイルが走りと見た目に相乗効果で発揮するのは高速道路だ。最も素晴らしいのは乗り心地の良さと静粛性である。


▲外観からも実際の大きさを感じさせないスマートなフォルム
▲外観からも実際の大きさを感じさせないスマートなフォルム
▲リアのデザインはワイド感があり、力強い印象を与える
▲リアのデザインはワイド感があり、力強い印象を与える

今までたくさんのモデルを乗ってきたが、ノンストップで500㎞を何事もなかったように走れた車は数えるほどしかない。

京都に向けてBMW 6 シリーズ グランツーリスモのステアリングを握る。

東名高速道路のマウンテン区間(大井松田から御殿場)は、優雅な乗り心地でドライバーを満足させるハンドリングも楽しめる。

上り坂が続く区間でありながらゆとりのある伸びやかな加速とドライバーを神経質にさせないハンドリングは、これから始まるロングドライブがエフォートレスなものになると予感をさせる。

御殿場からは新東名を走る。ドライブモードは控えめなサウンドで快適性を優先させる“Comfortモード”だ。

クルーズコントロールをオンにしてドライビングアシスト・プラスをフルに動作させ、お気に入りのチャイコフスキーとメンデルスゾーンのバイオリンコンチェルトを聴きながら走らせる。

標準で装着されているHiFiスピーカーシステムは非常にクオリティが高く、車の静粛性にマッチしている。ドライバーに臨場感を与えるセッティングでとても気分が良い。

自動車は最高のプライベート空間で、遠くへ移り変わる景色を目にしながら移動すると日頃考えない新たな発見もある。


▲全高は1540mmと特段高いわけではないが、アイポイントが高く設定されておりドライバビリティの向上に寄与している
▲全高は1540mmと特段高いわけではないが、アイポイントが高く設定されておりドライバビリティの向上に寄与している
▲前席同様に後席の足元も、ゆったりとできるスペースが確保されている
▲前席同様に後席の足元も、ゆったりとできるスペースが確保されている

新東名から豊田東のジャンクションを経て伊勢湾岸道へと入っていく。ここは眺めが最高だ。特に名港潮見から湾岸桑名は高いところ走るので眺めが良い。

しかし海からの横風もあり、安定性が試される。吊り橋が多いこの区間は路面の継ぎ目によるハーシュネスも体感できる。

6シリーズ グランツーリスモのシャシーは、ハッチバックであるため開口部が広いのだが、とにかく軽量で剛性が高い。

その結果、サスペンションが実によく動いてドライバーと同乗者にリラックスを与えてくれる。

途中、御在所から新名神の滋賀県県境まで渋滞のようだったので、新四日市から国道421号線を走ることにする。

ここは少々タイトな山越えの峠で、長いトンネルもあるがドライブにはもってこいの道だ。紅葉の季節は美しいに違いない。

特に永源寺の湖あたりは良さそうだ。国道をひた走り近江八幡に出る。琵琶湖沿いを走って琵琶湖大橋を走る頃にはお昼を過ぎていたが疲れは少ない。

目線の高いドライビングポジションは遠くを見て走るせいか、目に優しいと感じる。

京都外れの大原三千院から修学院を通り市内に抜ける。京都市内の道は自転車が非常に多い。

視認性の高い車でないと危ないのだが、グラスエリアが広いシックスライトキャビンは目視確認がしやすい。街乗りでこの車の良い部分をまた1つ発見することができた。

そして市内のどこに行くにも堂々としたプレゼンスとノーブルなスタイリングは、千里眼のある京都の方からも嫌味を持たれにくいかもしれない。

気の利いたホテルのファサードに車を寄せても、素晴らしい対応をしてくれるはことは間違いないだろう。

もし自分が街で6 シリーズ グランツーリスモを見かけたら間違いなく趣味が良いと思う。

ドライブしている人を振り向いて確認したくなる、そんな衝動に駆られる渾身の1台である。


▲全長は5000mmを超えるビッグサイズだが、重さは全く感じられない。機敏でクーペライクな走りを堪能することができる
▲全長は5000mmを超えるビッグサイズだが、重さは全く感じられない。機敏でクーペライクな走りを堪能することができる
▲大容量のラゲージルーム。バッグドアはリアエプロン下に足先をかざすだけで開閉可能な電動機能付き
▲大容量のラゲージルーム。バッグドアはリアエプロン下に足先をかざすだけで開閉可能な電動機能付き text/松本英雄
photo/尾形和美

【SPECIFICATIONS】※試乗車
■グレード:6シリーズ グランツーリスモ ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直6 DOHC+ターボ ■総排気量:2997cc
■最高出力:250(340)/5500-6500[kW(ps)/rpm]
■最大トルク:450(35.7)/1380-5200[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:8速AT
■全長x全幅x全高:5105 x 1900 x 1540(mm) ■ホイールベース:3070mm
■ガソリン種類/容量:ハイオク/68(L)
■JC08モード燃費:10.9(㎞/L)
■車両価格:1081万円(税込)

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