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メガーヌR.S.は抜群の旋回性能を誇るFF超速ホットハッチ / navi

(2018/09/19)


▲ルノー車の中で、最も期待を裏切らないモデル。それはルノー・スポールが作る“RS”モデルだ。最新型のメガーヌR.S.も期待どおり、いや、期待を超えるパフォーマンスを見せてくれた
▲ルノー車の中で、最も期待を裏切らないモデル。それはルノー・スポールが作る“RS”モデルだ。最新型のメガーヌR.S.も期待どおり、いや、期待を超えるパフォーマンスを見せてくれた

『R.S.(ルノー・スポール)』の冠が付くモデルは手放しで素晴らしい

2005年に初めてメガーヌRSに試乗したときから現在に至るまで、走りに特化した素晴らしい性能を車に載せて世に送り出している。これはメガーヌに限らず、ルノー・スポールモデルすべてに共通することだ。

そして今回、4代目にあたる現行型メガーヌにもR.S.が加わることになった。現行型メガーヌも先代に比べ走りの質が一気に向上したモデルだ。

面白いことに基本プラットフォームは日産と共同で開発をした骨格なのだが、ルノーの方が車体剛性の高さや仕上がりのキレイさを感じる。

そのメガーヌの基本性能の高さを、R.S.はどのくらい向上させているのかが興味深い。


▲全幅は60mmほどワイドになっている。コーナリング性能は相当向上しているはずだ
▲全幅は60mmほどワイドになっている。コーナリング性能は相当向上しているはずだ

超速ホットハッチはエンジンと足回りが違う

スポーツモデルで重要なのは何といっても足回り。

新型のフロントはマクファーソンストラットを採用しているが、内容はモータースポーツで使う剛性の高いダブルアクスルストラットサスペンションだ。

これはステアリングを切ったときに可動する部分の剛性を高めた方式で、正確なコーナリングと、ブレーキングによるたわみも最小限に抑えることで確実なアプローチに近づける優れものである。


▲エンジンは279psを絞り出す新開発の1.8L直噴ターボユニットで、ルノーF1エンジンを開発している施設によって解析し作り上げた、言ってみればF1の息がかかったエンジンなのである
▲エンジンは279psを絞り出す新開発の1.8L直噴ターボユニットで、ルノーF1エンジンを開発している施設によって解析し作り上げた、言ってみればF1の息がかかったエンジンなのである

試乗場所は箱根ターンパイクと、狭くタイトな湯河原パークウェイ。

R.S.専用のバケットシートに身を沈め、エンジンをスタートささせると1.8Lの4気筒とは思えないほどズッシリとしている。明らかにハイチューニングが施された音色だ。トランスミッションは専用に強化されたツインクラッチタイプの6速ATである。走行モードもいくつか変えられるが、まずは標準のノーマルモードで走らせた。

走り出しはとても自然で扱いやすい。ATも軽やかにシフトアップをしてくれスムーズに走ることができる。

しかしスムーズなエンジンとシフト制御とは裏腹に、シートとステアリングから体に伝わるサスペンションのセッティングが、もっと大きなコーナリングフォースを強要してくる。少し走らせただけなのに、それくらいR.S.からは極めて高いポテンシャルを感じ取ることができる。

それは市販車をベースとしたワークスの“ターマック専用のラリーカー”という印象だ。

ブレンボ製のモノブロックキャリパーのブレーキのタッチもリニアで、とてもコントロールがしやすい。制動力が高いモデルにありがちな低速での神経質なフィールとは明らかに違う。

路面の凹凸も飲みこんでいく懐の深いセッティングが秀逸

湯河原パークウェイはターンパイクに比べて路面が荒れている。つまりサスペンションの真価を問うという意味ではちょうどいいコースだ。

アクセルを踏み込み、気持ちを高揚させるエンジン音とともに加速していき荒れたエリアに侵入する。

車両の挙動変化に神経を尖らせるが、路面の凹凸を細かく受け取りながら短時間で収束していく。これは本物だ。

コーナー手前で強めに制動力をかけるが、凹凸のある荒れた路面でも抜群の安定感を見せてくれる。

そこから速度を乗せたままコーナーに侵入してみたが、車体はフラットを維持。スムーズかつ、あっという間にコーナーを抜けていく。

気持ち悪いほどスムーズ。リアの安定感は最近のスポーツハッチでは飛び抜けて良い。これは四輪に装着されているダンパー「HCC(ハイドロリック・コンプレッション・コントロール)」が優れているから。

油圧ダンパー内にもう1つのダンパーを内蔵することで、強い入力に対しても常に最適な減衰力が得られる仕組みだ。

足の良さと4輪操舵で超速コーナリングマシンとなっている

走行モードを“スポーツ”に切り替える。エンジンのレスポンスが明らかに鋭くなる。ターボとは思えないリニアなレスポンスは4000回転からドラマが始まる。

上りではフロントのトラクションが不安になるが、トルクステアが生じることなく駆動を正確に路面に伝え、加速中でも地に足の着いたハンドリングを味わえる。

路面の荒れたタイトなコーナーでも目が追いつかないほど素早く旋回しトレースラインから外れることもない。

この旋回性の高さは間違いなく四輪操舵システム(4コントロール)が効いている。

これほどまでのホットハッチは、最近ではホンダ シビックタイプRがダントツだと思っていたが、成熟したシャシーとサスペンションの性能はルノーメガーヌR.S.の方が上だ。こんなモデルを市販車でこの価格(税込440万円)で販売するルノーはすごい。

ルノーがF1のノウハウと長年のレースの経験からはじき出した黄金レシピは一日では成らない、そう感じさせるセッティングがされたモデルだ。


▲インパネ中央に大きなタコメーターを配置し、その円の中にスピード表示がされる。パドルシフトでの操作の他、シフトレバーによる変速も可能。ステアリングには「R.S.」のロゴが奢られる
▲インパネ中央に大きなタコメーターを配置し、その円の中にスピード表示がされる。パドルシフトでの操作の他、シフトレバーによる変速も可能。ステアリングには「R.S.」のロゴが奢られる
▲専用のシートはやや硬めも疲労感は少ない。それどころかホールド性の高さも相まって思わずコーナーを攻めたくなってしまう「やる気アップ系」のシートといえる
▲専用のシートはやや硬めも疲労感は少ない。それどころかホールド性の高さも相まって思わずコーナーを攻めたくなってしまう「やる気アップ系」のシートといえる
▲多少路面が荒れていようが、フルブレーキングからのアクセルオンでも地に足の着いたフィールを失わない優れたセッティングが何よりも魅力。思わずハイパワーなFF車であることを忘れてしまうほどだ
▲多少路面が荒れていようが、フルブレーキングからのアクセルオンでも地に足の着いたフィールを失わない優れたセッティングが何よりも魅力。思わずハイパワーなFF車であることを忘れてしまうほどだ
▲279psものハイパワーFF車のトルクステアを抑えたうえに、コーナーを超速で駆け抜けることができるのはシャシー性能はもちろん、四輪に装着されている特殊なダンパー「ハイドロリック・コンプレッション・コントロール(HCC)」と、四輪操舵システムの「4コントロール」の性能の高さゆえだろう
▲279psものハイパワーFF車のトルクステアを抑えたうえに、コーナーを超速で駆け抜けることができるのはシャシー性能はもちろん、四輪に装着されている特殊なダンパー「ハイドロリック・コンプレッション・コントロール(HCC)」と、四輪操舵システムの「4コントロール」の性能の高さゆえだろう text/松本英雄
photo/篠原晃一

【SPECIFICATIONS】※試乗車
■グレード:R.S. ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直列4気筒DOHC + ターボ ■総排気量:1798cc
■最高出力:205(279)/6000 [kW(ps)/rpm]
■最大トルク:390(39.8)/2400[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:2WD ■トランスミッション:6AT
■全長x全幅x全高:4410 x 1875 x 1435(mm) ■ホイールベース:2670mm
■ガソリン種類:ハイオク
■車両価格:440万円(税込)

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