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新型V60は一般道では走りに懸念があるも高速の安定性は良い。これからの改良に期待したい / navi

(2018/10/17)


▲大きくデザインが変わった新型V60の試乗する機会を得たのでその模様をレポートする
▲大きくデザインが変わった新型V60の試乗する機会を得たのでその模様をレポートする

V90のデザインを踏襲させつつ広いラゲージスペースが魅力のV60

2018年9月25日にボルボから新型V60が発表された。ラインナップの中ではエントリーモデルからミディアムセグメントまでけん引するモデルだけに期待は大きい。

フラッグシップモデルのV90を踏襲させたデザインで、優雅さを持ち合わせている。大きな違いはV90がリアパネルを寝かせているのに対して、V60はパネルの角度を立たせてラゲージスペースを広く確保している点。

外観はエレガントさを感じる新型V60ではあるが、ドライブするとどんな印象なのだろうか。タイトなコーナーと高速道路を試乗したので特徴を報告したい。

我々が試乗することができたモデルは“V60 T5 Inscription”という上級モデル。

19インチホイール(標準のMomentumは17インチ)が装着されているモデルである。プラットフォームは上級車種のV90、XC90の構造で構成される。

ドアを開けてレザーのシートに腰を落ち着かせると、ほど良く沈み込む。日常使いを心得たレザーの使い方が特徴である。ランドローバーなどに似た雰囲気も感じ、ソフトなホールド感も女性にも好まれる印象だ。


▲リアシートを倒せば、ほぼフラットな荷室となる
▲リアシートを倒せば、ほぼフラットな荷室となる
▲ブラックにポリッシュが光る19インチアルミホイール
▲ブラックにポリッシュが光る19インチアルミホイール

空荷だとリアの追従性に難あり。しかしパワートレインがそれをカバー

センターコンソールにあるスタートスイッチを回して2L直噴ターボユニットを始動した。エンジンは温まっているのでアイドリングはとても落ち着いている。走り出して感じたのはシャシーがとても強靭であるということである。

試乗会場から一般道に出るまでは凸凹の道を徐行で走らせた。ねじり剛性がわかりやすい道だが、その部分では申し分ない。しかし、少々サスペンションが柔軟じゃないと感じた。

フラットな路面が続く一般道に入り、ぐっと加速してみる。トラクションは良好だ。フロントが軽くなるようなこともなくしっかりと路面を捉える。コーナリングもロールが少なくスポーツワゴンの素養がドンドンと見え始める。

その後、国道から県道の路面のうねりが多い部分を走らせると、リアの追従性が乏しく、一気に乗り心地が悪化する。荷物を積んでいれば収まりも良いのだろうが、馴染みもついていない新車だけになおさらである。

しかし、そんなスポーティなサスペンションでもエンジンとアイシンAW製の8ATはとても良い仕事をする。スムーズでドライバーの意図をちゃんと路面に伝えて加減速を意識できるセッティングだ。キックダウンも最小限に繰り返し、無駄に回転を上げないマナーの良さを感じ取れる。

一般道では少々追従性と収まりが穏やかではないリアサスペンションも高速での安定性はとても良い。乗り心地も大きな凹凸がない限り優雅にドライブできる。

まだ全くの新しい部分もあるので、これからの熟成が楽しみである。機会があれば17インチ仕様のMomentumも試してみたい。


Photo:尾形和美

Photo:尾形和美

Photo:尾形和美

Photo:尾形和美
text/松本英雄
photo/尾形和美

【SPECIFICATIONS】※試乗車
■グレード:V60 T5 Inscription ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直列4気筒DOHC+ターボ ■総排気量:1968cc
■最高出力:187(254)5500 [kW(ps)/rpm]
■最大トルク:350(35.7)/1500-4800[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:2WD ■トランスミッション:8AT
■全長x全幅x全高:4760 x 1850 x 1435(mm) ■ホイールベース:2870mm
■ガソリン種類/容量:ハイオク/55(L)
■JC08モード燃費:12.9(㎞/L)
■車両価格:599万円(税込)

ボルボ V60のカタログはこちら
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