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【試乗】BMW Z4│オープンであることすら忘れさせる剛性の高い本格スポーツカー / navi

(2019/05/27)


▲今回試乗したのは、2019年3月に発表された新型のBMW Z4。自動車テクノロジーライターの松本英雄氏による公道試乗の模様をレポートする
▲今回試乗したのは、2019年3月に発表された新型のBMW Z4。自動車テクノロジーライターの松本英雄氏による公道試乗の模様をレポートする

プラットフォームが刷新された新型Z4

BMWは、クラシックなエッセンスを多分に含んだ車作りが得意だ。

ドライビングが楽しいというのは、プリミティブな車の動きを大切にしているからである。

そのDNAを色濃く反映したモデルが刷新された。

それがBMW Z4だ。プログレッシブなデザインや最新のメカニズムは、ドライバーと車が細かく対話のできるモデルでもある。

初代Z4は個人的に好きなデザインだ。特にクーペは現在見ても古くない。

初代Z4の物件一覧はこちら

Z3からZ4を歴代ドライブしてきたが6気筒の加速はどれも素晴らしく、ノーズの重さも気にならない軽やかさを演じた。

今回は全く新しいプラットフォームと、電子ディファレンシャルなどのテクノロジーをまとった。

それによって路面を詳細に感じ取るハンドリングが、どう再現されているのか楽しみである。


▲新型のプラットフォームに加え、テクノロジー面でも大きな進化を遂げた
▲新型のプラットフォームに加え、テクノロジー面でも大きな進化を遂げた

運動性能が追求されたボディデザイン

試す舞台は、箱根ターンパイクだ。中速コーナーが連続しているため、ストレートからのブレーキフィールも試すことができる。

新型 Z4の最大の特徴は、短いホイールベースにワイドなボディである。

そこに試乗するM40iというグレードでは、6気筒にシングルターボを装着して340馬力を発生させている。

トランスミッションは8速ATだ。

BMWは10年ほど前からトルクコンバーター式のATでも、スムーズでメリハリのあるスポーツタイプのセッティングだった。

今回はそのあたりとエンジンのマッチングを吟味していきたい。

目の前でZ4を見るとフロントの堂々としたワイド感が特徴的だ。幌は開けた状態なので最もかっこいいスタイリングだ。

ドアを開けコックピットに収まるとシートが低い。これが運動性能を考えたスポーツカーの特徴だ。

FRはボンネットを低くできるので、見切りはかなり良好だ。

運転席からでも先端部を想像できるデザインは、初代Z4から変わらない。


▲先代から全幅が80mm拡大されたが、ホイールベースは2470mmと30mm狭まり、より回頭性が高くなった
▲先代から全幅が80mm拡大されたが、ホイールベースは2470mmと30mm狭まり、より回頭性が高くなった

コンフォートモードでも十分にスポーティ

エンジンを始動すると、軽やかに6気筒が目を覚ます。

Dレンジに入れてスタートだ。まずはコンフォートモードで試す。

走り出しは少し重めのスタートであるが、回転数が2000回転を超えると6気筒の本領が発揮される。

実に気持ちいいサウンドを奏でるエンジンだ。

ターボ装着であるが、走り出し以外は全くそれを感じない。ターボラグがなく素晴らしい立ち上がりだ。

路面からの細かいアンジュレーションでもシャシーのバイブレーションが全くないことから、強靭なボディ剛性だとわかる。

サスペンションはコンフォートであるが、十分スポーティだ。

また、8速ATの制御も適度にホールドさせながらアクセルを開けていくと小気味よくステップアップして、最適なシフトポジションでコーナーを駆け抜ける。

ブレーキングからのシフトダウンも適切である。

ターンパイクをドライブするには、このくらいの制御が大人の落ち着きを演出してくれる。

どこからでも踏み込めば鋭い加速をして、姿勢を崩すことなくコーナへのアプローチが可能だ。

強いて言えば、ステアリングフィールにダイレクトな部分が希薄であると感じる。


▲滑らかな加速を生み出すシルキーシックスのエンジン
▲滑らかな加速を生み出すシルキーシックスのエンジン

感性を刺激するスポーツモード

さらに路面のインフォメーションを身体で味わいたいのであれば、スポーツモードを選べばいい。

このモードにすると、ステアリングがしっかりとしてロードインフォメーションが的確に腕に伝わる。

サスペンションも動きが小さくなり、しっかりとタイヤが路面をつかむ。

コーナリングで荷重をかける。

ボディ剛性の高さが示される瞬間であるが、オープンボディであるにも関わらずソリッドでロールケージを入れてあるかのようだ。

ATとエンジン制御もスポーティに制御してあるので、レスポンスがとにかくいい。

ショートホイールベースであっても、コーナリング脱出時の安定性は細かくコントロールされている。

トラクションを制御する電子ディファレンシャルのおかげである。

大人のワインディングドライブも良し、本気で走り込んでも期待を裏切らない。

それが新しいZ4 M40iだ。


▲ルーフをオープン状態でも、コーナーにおいて剛性の不安感は全くない
▲ルーフをオープン状態でも、コーナーにおいて剛性の不安感は全くない 文/松本英雄、写真/尾形和美

【試乗車 諸元・スペック表】
●M40i

型式 3BA-HF30 最小回転半径 5.2m 駆動方式 FR 全長×全幅×全高 4.34m×1.87m×1.31m ドア数 2 ホイールベース 2.47m ミッション 8AT 前トレッド/後トレッド 1.6m/1.59m AI-SHIFT - 室内(全長×全幅×全高) -m×-m×-m 4WS - 車両重量 1570kg シート列数 1 最大積載量 -kg 乗車定員 2名 車両総重量 1680kg ミッション位置 フロア 最低地上高 0.11m マニュアルモード ◯ 標準色

アルピン・ホワイトIII

オプション色

ブラック・サファイアメタリック、サンフランシスコ・レッドメタリック、ミサノ・ブルーメタリック

掲載コメント

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型式 3BA-HF30 駆動方式 FR ドア数 2 ミッション 8AT AI-SHIFT - 4WS - 標準色 アルピン・ホワイトIII オプション色 ブラック・サファイアメタリック、サンフランシスコ・レッドメタリック、ミサノ・ブルーメタリック シート列数 1 乗車定員 2名 ミッション
位置 フロア マニュアル
モード ◯ 最小回転半径 5.2m 全長×全幅×
全高 4.34m×1.87m×1.31m ホイール
ベース 2.47m 前トレッド/
後トレッド 1.6m/1.59m 室内(全長×全幅×全高) -m×-m×-m 車両重量 1570kg 最大積載量 -kg 車両総重量 1680kg 最低地上高 0.11m 掲載用コメント - エンジン型式 B58B30C 環境対策エンジン - 種類 直列6気筒DOHC 使用燃料 ハイオク 過給器 ターボ 燃料タンク容量 52リットル 可変気筒装置 - 燃費(JC08モード) 13.2km/L 総排気量 2997cc 燃費(WLTCモード) 12.2km/L
└市街地:8.4km/L
└郊外:12.6km/L
└高速:14.8km/L 燃費基準達成 H27年度燃費基準
達成車 最高出力 340ps 最大トルク/回転数
n・m(kg・m)/rpm 500(51)/4500 エンジン型式 B58B30C 種類 直列6気筒DOHC 過給器 ターボ 可変気筒装置 - 総排気量 2997cc 最高出力 340ps 最大トルク/
回転数n・m(kg・m)/rpm 500(51)/4500 環境対策エンジン - 使用燃料 ハイオク 燃料タンク容量 52リットル 燃費(JC08モード) 13.2km/L 燃費(WLTCモード) 12.2km/L
└市街地:8.4km/L
└郊外: 12.6km/L
└高速: 14.8km/L 燃費基準達成 H27年度燃費基準 達成車
松本英雄(まつもとひでお)

自動車テクノロジーライター

松本英雄

自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

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