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【試乗】新型 シトロエン C3エアクロスSUV/C5エアクロスSUV│守り抜く哲学を体現する車 / navi

(2019/10/06)


シトロエン C3エアクロスSUV
▲今回試乗したのは、2019年7月に発表されたシトロエンのC3エアクロスSUV/C5エアクロスSUV。自動車テクノロジーライターの松本英雄氏による公道試乗の模様をレポートする、写真はC3エアクロスSUV

シトロエンの守るフィロソフィー、アドバンストコンフォート

かつて文化や言語が違う国々によって作られるモノは、それぞれの国や地域、独自の特色を持ち合わせていた。

特に、工業製品はそうであろう。

しかしながら、 こと自動車業界においては、グローバリゼーションにより、そうした独自の特異な文化というものが失われ、ドイツ車のテイストが浸透していってしまった。

シトロエンという、たひとつの自動車ブランドを除いては。

簡素化した大衆向けの小型車であっても、守り抜くエンジニアリングがシトロエンブランドにはある。

「アドバンストコンフォート」というキーワードのもとに、コンフォート性、すなわち乗り心地を追求してきたことだ。

そして、そのブランド特有の考え方を実際に乗ることでしか体感できないことを、シトロエン社は十分に理解している。

だからこそ、エクステリアやインテリアのデザインで人々を別世界に誘い、ありきたりの車とは一線を画すことをアピールしているのだ。

前置きは長くなったが、今回はその考え方を後押しするようなシトロエン C3エアクロスSUVと、C5エアクロスSUVの試乗である。

試乗場所は富士山麓近くのコテージが立ち並ぶ、緑生い茂る林道だ。 この辺りはアスファルトでも荒れた道が多く、ロードノイズと上下の細かな動きをどのように鎮めるのかが、コンフォートのカギとなる。


シトロエン C3エアクロスSUV
▲林道を疾走する、C3エアクロスSUV。ドアミラーやルーフレールのオレンジのカラーパックが目を引く。

見た目だけではなく走りも個性的
C3エアクロスSUV

初めに乗るモデルはシトロエン C3エアクロスSUVの最上位グレードの、シャイン パッケージだ。白と朱に近いカラーリングは、タンチョウヅルのようで日本人には親しみやすく感じる。

グレードはフィール、シャイン、シャイン パッケージの3種類あり、カラーバリエーションも豊富で、一目見て個性を放つ大衆的なエッセンスは健在だ。

さっそく乗り込むと、こじんまりとしたキャビンはシンプルであるが色使いを工夫している。

ところどころにテキスタイル(布地)をはめ込むことことによって温かみを感じ、フェザータッチも柔らかい。

これはドイツ車にはないエッセンスで、シートもソフトで親しみやすい。ホールド性というよりも、居心地の良さを提供するシートと言えよう。


シトロエン C3エアクロスSUV
▲ドライビングポジション、スイッチの操作感、タッチパネルの視認性など細部を磨き込んだコックピットデザイン


1.2リッター3気筒ターボを始動すると、思ったよりも振動は少ない。Dレンジに入れてゆっくりと走り出すと、アイシンAW製のATがトルクの変動を大らかに受け止め、ストレスを感じさせないソフトな発進を可能にする。

そこから強めにアクセルを踏んで加速させると、3気筒特有のエンジン音が聞こえる。剛性感も強く頼れる3気筒ユニットはATとの統合制御も細かく行い、スムーズなドライビングを提供してくれる。

シトロエンの哲学的なコンフォートな乗り心地で、柔らかく適度に安定性をもたらすこのセッティングは、ロードノイズが大きくなる荒れた路面でもいなしてくれる。

カーブも怖さはなく、あえてロールを作り出して路面とタイヤのコンタクトを大切にしている印象だ。軽く節度が少ない独特なステアリングフィールは、一体感というよりも車が最も良い状態で曲がるように調整されている。

雨や雪の日などのコンタクトがとりずらい状況下でも、優しいハンドリングだ。

ダイレクトに走りを感じるというより、ゆったりとドライブするフィールで、シトロエンの個性は決して外観だけではないことをあらためて実感した。


シトロエン C3エアクロスSUV
▲シトロエンらしいフロントフェイスにボリューム感のあるボディ。バランスよく配したアクセントカラーが存在感を見せる
シトロエン C3エアクロスSUV
▲リアクオーターエリアからも採光が得られるので、室内は明るく開放的、そのうえ視界も良好。
シトロエン C3エアクロスSUV
▲リアシートを前方にスライドさせることで生まれるクラス最大級、520Lのラゲージルーム。テールゲートの下部は無塗装のバンパーなので、荷物の出し入れで傷つけてしまう心配がいらない

遠出をしたいと欲求を駆り立てる走り
C5エアクロスSUV


シトロエン C5エアクロスSUV
▲シトロエンが100年の歴史の中で掲げてきた最も大切なテーマ、すべては快適さのために。それを体現するC5エアクロスSUV

続いてシトロエン C3エアクロスSUVの兄貴分ともいえる、C5エアクロスSUVの試乗だ。

こちらは上位モデルということもあって、エンジンは180馬力に迫ろうかという出力のディーゼルエンジンが搭載されている。

トルクも40㎏・mは越えているので、高級車のトルクも持ち合わせ十分な加速が得られるはずだ。

エクステリアデザインはシトロエンらしい、唯一無二なファミリー的な存在感があり、インテリアもラグジュアリイな雰囲気かつ、快適性も非常に高い。

シートデザインはかつてのシトロエン CXやSMのような名車をほうふつさせるデザインで、ノスタルジックな雰囲気も感じる。レザーシートでありながら、バリッとした張り切った雰囲気をもたせることなく、ゆったりと余裕のある、ちょうどよい心地よさを実現している。


シトロエン C5エアクロスSUV
▲大型のセンターコンソールに囲まれた高いシートポジションが、安定感と良好な視界をもたらす
シトロエン C5エアクロスSUV
▲後席は独立3席、同サイズのシート。中央部は柔らかく、サイドサポート部はしっかりとした感触の独自のシート構造により、快適な乗り心地を実現


エンジンを始動すると、やはりディーゼル特有の雰囲気はあるものの不愉快さはない。ビジーなアクセルワークになると気になる人もいるだろうが、トルクを利用してアクセルペダルを大らかに動かせば、より静粛性は向上する。

操作性は先ほどのC3エアクロスSUVに比べると、大型のクルーザーに乗っているような感覚である。 いっそう深い領域でのサスペンションセッティングはしっとりとして、このクラスのSUVにはないソフトでゆったり感満載の居心地だ。

ステアリングフィールも、スタビリティの高さを非常に感じる。


シトロエン C5エアクロスSUV
▲従来の4WDではなく路面状況に応じて、トラクションを最適に制御するスマートなシステムを導入したC5エアクロスSUV。雪道やぬかるみ、砂地など状況に応じてモードを切り替えることで優れた走行性を発揮する


これは間違いなく遠出に行きたくなる車だ。

アイシンAW製の8速ATは国産車にはないきめ細やかさで、時にはスポーテ ィで多段的なシフトによる加速がドライビングを楽しませる。 それでいて、ゆっくりと走らせると連続的なシフトスケジュールで不愉快なボディの動きはない。

どんなときでもしゃきっとハンドリングマシーンになるSUVと比べると対極にある車で、疲れなくゆったりと乗れるSUVだ。

だが、それでいてこそシトロエンらしく、「魔法の絨毯のよう」と形容される「アドバンストコンフォート」の哲学を追求しているブランドの自負を感じる。

C5エアクロスSUVは、そのオンリーワンの世界を体験するのに、最適な車だと言えよう。

フランスで生まれシトロエンが育てた、これまで体感したことのない乗り心地の文化を実感することができる車だ。


シトロエン C5エアクロスSUV
▲シンボルの「ダブルシェブロン」が組み込まれたフロントフェイス
シトロエン C5エアクロスSUV
▲3D効果をもつ、LEDテールランプユニットはワイドフォルムを強調している
シトロエン C5エアクロスSUV
▲リア3席独立可倒式シート。すべて折りたためば、1630Lの驚くべきスペースが出現する 文/松本英雄、写真/尾形和美

【試乗車 諸元・スペック表】
●"シトロエン C3エアクロスSUV シャイン パッケージ 

型式 3BA-A8HN05 最小回転半径 5.5m 駆動方式 FF 全長×全幅×全高 4.16m×1.77m×1.63m ドア数 5 ホイールベース 2.61m ミッション 6AT 前トレッド/後トレッド 1.52m/1.49m AI-SHIFT - 室内(全長×全幅×全高) -m×-m×-m 4WS - 車両重量 1310kg シート列数 2 最大積載量 -kg 乗車定員 5名 車両総重量 -kg ミッション位置 フロア 最低地上高 0.16m マニュアルモード ◯ 標準色

ナチュラルホワイト

オプション色

インクブラック、グリ プラチナム、サーブル、ブリージングブルー、スパイシーオレンジ

掲載コメント

-

エンジン型式 - 環境対策エンジン - 種類 直列3気筒DOHC 使用燃料 ハイオク 過給器 ターボ 燃料タンク容量 45リットル 可変気筒装置 - 燃費(JC08モード) 16.4km/L 総排気量 1199cc 燃費(WLTCモード) 14.7km/L
└市街地:11.6km/L
└郊外:15km/L
└高速:16.4km/L 燃費基準達成 - 最高出力 110ps 最大トルク/回転数
n・m(kg・m)/rpm 205(20.9)/1750 型式 3BA-A8HN05 駆動方式 FF ドア数 5 ミッション 6AT AI-SHIFT - 4WS - 標準色 ナチュラルホワイト オプション色 インクブラック、グリ プラチナム、サーブル、ブリージングブルー、スパイシーオレンジ シート列数 2 乗車定員 5名 ミッション
位置 フロア マニュアル
モード ◯ 最小回転半径 5.5m 全長×全幅×
全高 4.16m×1.77m×1.63m ホイール
ベース 2.61m 前トレッド/
後トレッド 1.52m/1.49m 室内(全長×全幅×全高) -m×-m×-m 車両重量 1310kg 最大積載量 -kg 車両総重量 -kg 最低地上高 0.16m 掲載用コメント - エンジン型式 - 種類 直列3気筒DOHC 過給器 ターボ 可変気筒装置 - 総排気量 1199cc 最高出力 110ps 最大トルク/
回転数n・m(kg・m)/rpm 205(20.9)/1750 環境対策エンジン - 使用燃料 ハイオク 燃料タンク容量 45リットル 燃費(JC08モード) 16.4km/L 燃費(WLTCモード) 14.7km/L
└市街地:11.6km/L
└郊外: 15km/L
└高速: 16.4km/L 燃費基準達成 - ●シトロエン C5エアクロスSUV シャイン ナッパレザーパッケージ ディーゼルターボ 型式 3DA-C84AH01 最小回転半径 5.6m 駆動方式 FF 全長×全幅×全高 4.5m×1.85m×1.71m ドア数 5 ホイールベース 2.73m ミッション 8AT 前トレッド/後トレッド 1.58m/1.61m AI-SHIFT - 室内(全長×全幅×全高) -m×-m×-m 4WS - 車両重量 1670kg シート列数 2 最大積載量 -kg 乗車定員 5名 車両総重量 -kg ミッション位置 フロア 最低地上高 0.19m マニュアルモード ◯ 標準色

ブランバンキーズ

オプション色

ブランナクレ、ノアールペルラネラ、グリ プラチナム、ブルーチジェカ、ルージュボルカーノ

掲載コメント

-

エンジン型式 - 環境対策エンジン - 種類 直列4気筒DOHC 使用燃料 軽油 過給器 ターボ 燃料タンク容量 52リットル 可変気筒装置 - 燃費(10.15モード) -km/L 総排気量 1997cc 燃費(WLTCモード) 16.3km/L
└市街地:13.8km/L
└郊外:15.9km/L
└高速:18.1km/L 燃費基準達成 - 最高出力 177ps 最大トルク/回転数
n・m(kg・m)/rpm 400(40.8)/2000 型式 3DA-C84AH01 駆動方式 FF ドア数 5 ミッション 8AT AI-SHIFT - 4WS - 標準色 ブランバンキーズ オプション色 ブランナクレ、ノアールペルラネラ、グリ プラチナム、ブルーチジェカ、ルージュボルカーノ シート列数 2 乗車定員 5名 ミッション
位置 フロア マニュアル
モード ◯ 最小回転半径 5.6m 全長×全幅×
全高 4.5m×1.85m×1.71m ホイール
ベース 2.73m 前トレッド/
後トレッド 1.58m/1.61m 室内(全長×全幅×全高) -m×-m×-m 車両重量 1670kg 最大積載量 -kg 車両総重量 -kg 最低地上高 0.19m 掲載用コメント - エンジン型式 - 種類 直列4気筒DOHC 過給器 ターボ 可変気筒装置 - 総排気量 1997cc 最高出力 177ps 最大トルク/
回転数n・m(kg・m)/rpm 400(40.8)/2000 環境対策エンジン - 使用燃料 軽油 燃料タンク容量 52リットル 燃費(10.15モード) -km/L 燃費(WLTCモード) 16.3km/L
└市街地:13.8km/L
└郊外: 15.9km/L
└高速: 18.1km/L 燃費基準達成 -
松本英雄(まつもとひでお)

自動車テクノロジーライター

松本英雄

自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

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