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【試乗】新型 スバル インプレッサスポーツ|しなやかな乗り心地は評価できるが、あまり変化を感じないビッグマイナーチェンジだ / navi

(2020/01/02)


スバル インプレッサスポーツ
▲2019年11月にビッグマイナーチェンジしたスバル インプレッサスポーツ。試乗会に参加した自動車テクノロジーライター・松本英雄氏が、その様子をレポートする

誕生時点から素晴らしいモデルだった

5代目にあたる現行型インプレッサは、2016年に登場した。

今でも、新たなアーキテクチャーによってつくられたスバルグローバルプラットフォーム(SGP)の出来栄えを思い出す。

登場当初から、とにかく素晴らしかった。

当時、「このプラットフォームは剛性が高くバネレートを下げずに乗り心地が良くなる。スタビライザーに大きく頼ることなくロールも抑えられる」と、スバルの藤貫氏は大きく誇ることなく説明していた。

氏は車両研究実験第一部部長で、レガシーなどのプラットフォームに磨きをかけた人物だ。

あれから3年が経過。A型から始まった改良型はD型まで成長した。

今回は、その最新のD型を採用したインプレッサの試乗だ。インプレッサには1.6Lモデルと2.0Lモデルがあるが、今回の試乗は2.0Lモデルのみ。1.6Lモデルも試してみたかった。


スバル インプレッサスポーツ

スバル インプレッサスポーツ

スバル インプレッサスポーツ

良くも悪くも変わらない乗り心地

さっそく、試乗した感想に入ろう。

まず乗りこんだ印象だ。登場当時の2016年と比べれば、質感の向上は理解できたが、競合他社の質感の向上にはすさまじいものがあり、正直、発売から3年経過した現時点での古さは否めない。

エンジンを始動する。

水平対向4気筒なれど、独特な感じもなく至って静粛性は高い。CVTによるトランスミッションとの相性だが、発進時のトルクを意識したセッティングは評価するものの、発売当初からあるギクシャクとした設定にスムーズさの改良はないように思った。

ここがもう少し滑らかになると、質の向上を感じるだろう。

一方で、一度走り出せばこのギクシャク感は皆無だ。

乗り心地はとてもしなやかだ。

これが、このモデルで一番に評価できる点であるが、それは登場時から良くも悪くも変わらない。

発売したときの基本性能が高かったせいか、この3年間で、さらなる磨きをかけることはできなかったのか……。

試乗会当日、勢揃いしたスバルのエンジニアたちから、それらに関する内容を聞くことはできなかった。

彼らは、プラットフォームに自信をもっているのであろう。

開発者の布目氏にもまったく危機感がないように思う。

D型による大幅改良をアピールしてほしいという位置づけの試乗会であったが、正直、その改良は感じ取れなかった。何をアピールすればよいのか……というのが素直な感想である。

もちろん、内外装の衣装変更はきちんとなされているが、それのみではスバリストは合点がいかないはずだ。

アイサイトも今回、久しぶりに試してみたが、他社に比べ、精度に物足りなさを感じてしまった。

このままでは地道にやってきたエンジニアリング主導の製品と商品が衰退するのではないかと不安を覚えずにいられない。


スバル インプレッサスポーツ

スバル インプレッサスポーツ

スバル インプレッサスポーツ

スバル インプレッサスポーツ

一方で、あくまでもプロトタイプということで乗せていただいた、インプレッサにSTIのサスペンションを組んだモデルには期待が持てた。

今までなかったようなしなやかさと、奥行きがあるストローク。ラリーやレースで培えたノウハウがサスペンションに投入されている。

このSTIがチューニングしたセッティングこそ、スバルがもつ本物の実力なのだ。量産車への移行が楽しみである。

文/松本英雄、写真/篠原晃一

【試乗車 諸元・スペック表】
●2.0 i-S アイサイト 4WD

型式 DBA-GT7 最小回転半径 5.3m 駆動方式 4WD 全長×全幅×全高 4.48m×1.78m×1.48m ドア数 5 ホイールベース 2.67m ミッション CVT 前トレッド/後トレッド 1.54m/1.55m AI-SHIFT - 室内(全長×全幅×全高) 2.09m×1.52m×1.2m 4WS - 車両重量 1400kg シート列数 2 最大積載量 -kg 乗車定員 5名 車両総重量 1675kg ミッション位置 フロア 最低地上高 0.13m マニュアルモード ◯ 標準色

アイスシルバー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、ピュアレッド、ダークブルー・パール、クォーツブルー・パール、マグネタイトグレー・メタリック

オプション色

クリスタルホワイト・パール

掲載コメント

-

エンジン型式 FB20 環境対策エンジン H17年基準 ☆☆☆☆ 種類 水平方向4気筒DOHC 使用燃料 レギュラー 過給器 - 燃料タンク容量 50リットル 可変気筒装置 - 燃費(JC08モード) 15.8km/L 総排気量 1995cc 燃費(WLTCモード) - 燃費基準達成 H27年度燃費基準
達成車 最高出力 154ps 最大トルク/回転数
n・m(kg・m)/rpm 196(20)/4000 型式 DBA-GT7 駆動方式 4WD ドア数 5 ミッション CVT AI-SHIFT - 4WS - 標準色 アイスシルバー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、ピュアレッド、ダークブルー・パール、クォーツブルー・パール、マグネタイトグレー・メタリック オプション色 クリスタルホワイト・パール シート列数 2 乗車定員 5名 ミッション
位置 フロア マニュアル
モード ◯ 最小回転半径 5.3m 全長×全幅×
全高 4.48m×1.78m×1.48m ホイール
ベース 2.67m 前トレッド/
後トレッド 1.54m/1.55m 室内(全長×全幅×全高) 2.09m×1.52m×1.2m 車両重量 1400kg 最大積載量 -kg 車両総重量 1675kg 最低地上高 0.13m 掲載用コメント - エンジン型式 FB20 種類 水平方向4気筒DOHC 過給器 - 可変気筒装置 - 総排気量 1995cc 最高出力 154ps 最大トルク/
回転数n・m(kg・m)/rpm 196(20)/4000 環境対策エンジン H17年基準 ☆☆☆☆ 使用燃料 レギュラー 燃料タンク容量 50リットル 燃費(JC08モード) 15.8km/L 燃費(WLTCモード) -km/L 燃費基準達成 H27年度燃費基準 達成車
松本英雄(まつもとひでお)

自動車テクノロジーライター

松本英雄

自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

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