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【試乗】マツダ CX-8/CX-5/CX-30│まさかここまでとは! オフロード試乗でわかった、マツダSUVシリーズ真の実力 / navi

(2020/02/28)


マツダ CX-8
▲正直なところあまりオフロードのイメージがないマツダのSUV。しかし、実際に試乗してみるとその高い走破性に驚いた。自動車テクノロジーライターの松本英雄氏がその際の模様をレポートする

マツダのSUVの走破性はいかに!?

富士山麓にある本格的なオフロードコースで、マツダのSUVモデルの試乗会が開催された。

マツダのSUVに対して、オフロードのイメージは希薄だ。

以前にマツダは何度か雪上での試乗会を開催したことがあり、私も参加した。

そのときに思ったのは、滑り始めてからのATやAWDの制御に少々タイムラグがあるということ。

また、リアデフの絶対的な容量不足により、後軸に大きなトルクをかけられないことも気になっていた。

これらのことは常々エンジニアに伝えていたが、特段大きな改善はなかったように思える。

当時の記憶が脳裏に残っており、今回のより条件の厳しいオフロードのモーグルやヒルクライムなど、本当に走ることができるのかと疑心暗鬼に会場へと赴いた。

結論から申し上げると、マツダのSUVの走破性は想像以上に高く、思わず顔がほころんでしまった。

試乗したのはCX-8、CX-5そして最新モデルのCX-30のAWD車3台。以下、試乗の様子をレポートしていく。

大きなボディをものともしない走破性の高さ
マツダ CX-8 XD Lパッケージ AWD


マツダ CX-8
▲3列シートSUVのCX-8。全長4.9mと大柄なボディだが、その見た目からは想像できない走りを見せてくれた

高級感を感じさせるCX−8の走破性はとてもいい。

車輪が浮いてねじれ剛性が問われるシーンでもみしりともせず、ATの滑りも最小限に抑えてあるため反応が速い。

意外だが最低地上高が200㎜あるので、オーバーハングが長めのSUVであるが、激しい凹凸のある場所でも、多少下まわりをこする程度で収まる。


マツダ CX-8
▲このように片輪が浮き上がってしまうようなシーソー地形も難なくクリアした

ゆっくりと加速し、タイヤが滑り始める頃の四輪へのトルク配分の様子を見てみる。

悪路走行でもブレーキの緻密な制御により、左右輪にもしっかりトラクションがかかる。

片輪が浮いてしまうような状況下でも、まるでLSDのような効果を発生し、確実に走破しようとしているのがわかる。

これはかなり心強く、今回のようなシチュエーションでは頼りになる。

マツダ CX-8(初代)のカタログはこちら マツダ CX-8(初代)の中古車はこちら

急斜面をいとも簡単に上っていく
マツダ CX-5 XD Lパッケージ AWD


マツダ CX-5
▲約30度といった一般道ではまず見られないような急斜面、しかも砂利で滑りやすいような場所でも、CX-5は難なく上っていく

次に30度強のヒルクライムだ。路面は乾いたグラベルだ。ここはCX-5でトライする。

まずは、マツダのインストラクターの試走から始まった。難なく斜面を上っていく。

しかし、思ったよりも勢いよくアクセルを踏んでおり、「そんなに踏み込まなくても大丈夫でしょ?」と聞いたくらいだ。

続けて私のドライビングでヒルクライムへ挑む。最小限の力で上りたいので、それほどアクセルは踏み込まない。

ノーマルタイヤゆえ多少の滑りはあるが、粘りのあるエンジンとAWDの制御でクリアする。

予想外にAWDの性能が高かったため、2回目はもっとゆっくり上ることで、あえて過酷な状況に持ち込んでみた。


マツダ CX-5
▲悪路性能を確かめるため、あえて勢いはつけずゆっくりと上ってみる

最も急な部分はクリアしたが、二段目の斜面ではトルクが立ち上がらず大きく空転が始まった。

スリップ損失が多くシステムを保護するモードに入ってしまったのだろう。警告灯が点灯し、しばらく2WD状態になってしまった。

さすがにこの状況では斜面を上ることはできず、斜面中腹でバックレストに身体を預けたまましばし休憩だ。

そして数分後に警告灯が消えると、アクセルを丁寧にコントロールして上りきった。

一般のユーザーが使用する分には、十分すぎる性能をもっていると感じた。

マツダ CX-5(2代目)のカタログはこちら マツダ CX-5(2代目)の中古車はこちら

コンディションの悪い泥濘地でも安定
マツダ CX-30 XD Lパッケージ AWD


マツダ CX-30
▲2019年10月に登場したシティSUV。先の2モデルに比較すると最低地上高は低いが、それでも高い走破性を見せてくれた

最後は泥濘が混ざった林道セクションを、最新モデルのCX-30で試乗する。

このモデルは最低地上高が低く不安もあったが、開発者は思い切って走ってほしいという。自信があるのだろう。

コンディションの悪いぬかるんでいるワダチも問題なく走破する。


マツダ CX-30
▲雨により非常にコンディションの悪い状況だったが、見事急斜面を上りきることができた

そして難関の泥濘の短いヒルクライムだ。

ここは一気にロックアップを多用して上るのが得策であると判断し、深くアクセルを踏んだ。

路面の凹凸を四輪でしっかり捉えながら、最適なトラクションで多少スリップしても上っていく。

ステアリングを取られることもなく真直性もいい。予想以上に走破性が高い。

ただし、地上高は他のSUVモデルよりも低く空力パーツも装着されているため、この高い走破性はいざというときに発揮させるという位置付けのものだろう。

マツダ CX-30(初代)のカタログはこちら マツダ CX-30(初代)の中古車はこちら


試乗の後、エンジニアの梅津氏と話をする機会を得た。彼はエンジン制御で操縦安定性を実現した立役者である。

聞けば、コストの都合で新たな装置の導入が難しい中で最大限のパフォーマンスを発揮するため、既存装置の制御の仕方を変えたのだという。

これによりパワーロスを減らし、高い走破性を実現することができたのだという。

マツダのSUVにとって、オフロードは不慣れなシチュエーションだろうと思っていた。

しかし、今回の試乗で思いもよらぬ走破性の高さを目の当たりにし、思わず顔がほころんでしまった。

文/松本英雄、写真/尾形和美

【試乗車 諸元・スペック表】
●CX-8 2.2 XD Lパッケージ ディーゼルターボ 4WD

型式 3DA-KG2P 最小回転半径 5.8m 駆動方式 4WD 全長×全幅×全高 4.9m×1.84m×1.73m ドア数 5 ホイールベース 2.93m ミッション 6AT 前トレッド/後トレッド 1.6m/1.6m AI-SHIFT - 室内(全長×全幅×全高) 2.69m×1.54m×1.2m 4WS - 車両重量 1920kg シート列数 3 最大積載量 -kg 乗車定員 6名 車両総重量 -kg ミッション位置 フロア 最低地上高 0.2m マニュアルモード ◯ 標準色

ディープクリスタルブルーマイカ、ソニックシルバーメタリック、ジェットブラックマイカ、チタニウムフラッシュマイカ

オプション色

ソウルレッドクリスタルメタリック、マシーングレープレミアムメタリック、スノーフレイクホワイトパールマイカ

掲載コメント

-

型式 3DA-KG2P 駆動方式 4WD ドア数 5 ミッション 6AT AI-SHIFT - 4WS - 標準色 ディープクリスタルブルーマイカ、ソニックシルバーメタリック、ジェットブラックマイカ、チタニウムフラッシュマイカ オプション色 ソウルレッドクリスタルメタリック、マシーングレープレミアムメタリック、スノーフレイクホワイトパールマイカ シート列数 3 乗車定員 6名 ミッション
位置 フロア マニュアル
モード ◯ 最小回転半径 5.8m 全長×全幅×
全高 4.9m×1.84m×1.73m ホイール
ベース 2.93m 前トレッド/
後トレッド 1.6m/1.6m 室内(全長×全幅×全高) 2.69m×1.54m×1.2m 車両重量 1920kg 最大積載量 -kg 車両総重量 -kg 最低地上高 0.2m 掲載用コメント - エンジン型式 SH-VPTS 環境対策エンジン - 種類 直列4気筒DOHC 使用燃料 軽油 過給器 ターボ 燃料タンク容量 74リットル 可変気筒装置 - 燃費(10.15モード) -km/L 総排気量 2188cc 燃費(WLTCモード) 15.4km/L
└市街地:12.5km/L
└郊外:14.9km/L
└高速:17.5km/L 燃費基準達成 - 最高出力 190ps 最大トルク/回転数
n・m(kg・m)/rpm 450(45.9)/2000 エンジン型式 SH-VPTS 種類 直列4気筒DOHC 過給器 ターボ 可変気筒装置 - 総排気量 2188cc 最高出力 190ps 最大トルク/
回転数n・m(kg・m)/rpm 450(45.9)/2000 環境対策エンジン - 使用燃料 軽油 燃料タンク容量 74リットル 燃費(10.15モード) -km/L 燃費(WLTCモード) 15.4km/L
└市街地:12.5km/L
└郊外: 14.9km/L
└高速: 17.5km/L 燃費基準達成 -

●CX-5 2.2 XD Lパッケージ ディーゼルターボ

型式 3DA-KF2P 最小回転半径 5.5m 駆動方式 FF 全長×全幅×全高 4.55m×1.84m×1.69m ドア数 5 ホイールベース 2.7m ミッション 6AT 前トレッド/後トレッド 1.6m/1.6m AI-SHIFT - 室内(全長×全幅×全高) 1.89m×1.54m×1.27m 4WS - 車両重量 1630kg シート列数 2 最大積載量 -kg 乗車定員 5名 車両総重量 -kg ミッション位置 フロア 最低地上高 0.21m マニュアルモード ◯ 標準色

ディープクリスタルブルーマイカ、ソニックシルバーメタリック、ジェットブラックマイカ、チタニウムフラッシュマイカ、ポリメタルグレーメタリック

オプション色

ソウルレッドクリスタルメタリック、マシーングレープレミアムメタリック、スノーフレイクホワイトパールマイカ

掲載コメント

-

型式 3DA-KF2P 駆動方式 FF ドア数 5 ミッション 6AT AI-SHIFT - 4WS - 標準色 ディープクリスタルブルーマイカ、ソニックシルバーメタリック、ジェットブラックマイカ、チタニウムフラッシュマイカ、ポリメタルグレーメタリック オプション色 ソウルレッドクリスタルメタリック、マシーングレープレミアムメタリック、スノーフレイクホワイトパールマイカ シート列数 2 乗車定員 5名 ミッション
位置 フロア マニュアル
モード ◯ 最小回転半径 5.5m 全長×全幅×
全高 4.55m×1.84m×1.69m ホイール
ベース 2.7m 前トレッド/
後トレッド 1.6m/1.6m 室内(全長×全幅×全高) 1.89m×1.54m×1.27m 車両重量 1630kg 最大積載量 -kg 車両総重量 -kg 最低地上高 0.21m 掲載用コメント - エンジン型式 SH-VPTS 環境対策エンジン - 種類 直列4気筒DOHC 使用燃料 軽油 過給器 ターボ 燃料タンク容量 56リットル 可変気筒装置 - 燃費(10.15モード) -km/L 総排気量 2188cc 燃費(WLTCモード) 17.4km/L
└市街地:13.9km/L
└郊外:17.6km/L
└高速:19.6km/L 燃費基準達成 - 最高出力 190ps 最大トルク/回転数
n・m(kg・m)/rpm 450(45.9)/2000 エンジン型式 SH-VPTS 種類 直列4気筒DOHC 過給器 ターボ 可変気筒装置 - 総排気量 2188cc 最高出力 190ps 最大トルク/
回転数n・m(kg・m)/rpm 450(45.9)/2000 環境対策エンジン - 使用燃料 軽油 燃料タンク容量 56リットル 燃費(10.15モード) -km/L 燃費(WLTCモード) 17.4km/L
└市街地:13.9km/L
└郊外: 17.6km/L
└高速: 19.6km/L 燃費基準達成 -

●CX-30 1.8 XD Lパッケージ ディーゼルターボ 4WD

型式 3DA-DM8P 最小回転半径 5.3m 駆動方式 4WD 全長×全幅×全高 4.4m×1.8m×1.54m ドア数 5 ホイールベース 2.66m ミッション 6AT 前トレッド/後トレッド 1.57m/1.57m AI-SHIFT - 室内(全長×全幅×全高) 1.83m×1.49m×1.21m 4WS - 車両重量 1530kg シート列数 2 最大積載量 -kg 乗車定員 5名 車両総重量 -kg ミッション位置 フロア 最低地上高 0.18m マニュアルモード ◯ 標準色

ポリメタルグレーメタリック、ソニックシルバーメタリック、ジェットブラックマイカ、チタニウムフラッシュマイカ、ディープクリスタルブルーマイカ

オプション色

ソウルレッドクリスタルメタリック、マシーングレープレミアムメタリック、スノーフレイクホワイトパールマイカ

掲載コメント

-

型式 3DA-DM8P 駆動方式 4WD ドア数 5 ミッション 6AT AI-SHIFT - 4WS - 標準色 ポリメタルグレーメタリック、ソニックシルバーメタリック、ジェットブラックマイカ、チタニウムフラッシュマイカ、ディープクリスタルブルーマイカ オプション色 ソウルレッドクリスタルメタリック、マシーングレープレミアムメタリック、スノーフレイクホワイトパールマイカ シート列数 2 乗車定員 5名 ミッション
位置 フロア マニュアル
モード ◯ 最小回転半径 5.3m 全長×全幅×
全高 4.4m×1.8m×1.54m ホイール
ベース 2.66m 前トレッド/
後トレッド 1.57m/1.57m 室内(全長×全幅×全高) 1.83m×1.49m×1.21m 車両重量 1530kg 最大積載量 -kg 車両総重量 -kg 最低地上高 0.18m 掲載用コメント - エンジン型式 S8-DPPTS 環境対策エンジン - 種類 直列4気筒DOHC 使用燃料 軽油 過給器 ターボ 燃料タンク容量 48リットル 可変気筒装置 - 燃費(10.15モード) -km/L 総排気量 1756cc 燃費(WLTCモード) 18.4km/L
└市街地:15.5km/L
└郊外:18.5km/L
└高速:20km/L 燃費基準達成 - 最高出力 116ps 最大トルク/回転数
n・m(kg・m)/rpm 270(27.5)/2600 エンジン型式 S8-DPPTS 種類 直列4気筒DOHC 過給器 ターボ 可変気筒装置 - 総排気量 1756cc 最高出力 116ps 最大トルク/
回転数n・m(kg・m)/rpm 270(27.5)/2600 環境対策エンジン - 使用燃料 軽油 燃料タンク容量 48リットル 燃費(10.15モード) -km/L 燃費(WLTCモード) 18.4km/L
└市街地:15.5km/L
└郊外: 18.5km/L
└高速: 20km/L 燃費基準達成 -
松本英雄(まつもとひでお)

自動車テクノロジーライター

松本英雄

自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

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