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【試乗】新型 メルセデスベンツ GLS|長距離、大雨で真価を発揮したフラグシップSUV / navi

(2020/11/12)


メルセデス・ベンツ GLS
▲2020年3月に発売となった新型メルセデス・ベンツ GLS。自動車テクノロジーライターの松本英雄氏による公道試乗の模様をレポート

使い勝手を毀損しない最上級SUV

ご存じのとおり、メルセデス・ベンツのフラッグシップはS クラスである。乗りやすく、長距離であっても疲れを感じさせないほど快適である。

日本を含む世界中で、ドライバーズカーとしても人気が高いのがうなずけるモデルである。

一方、SUVのフラッグシップモデルとなるのが、今回試乗した「GLS」だ。日本には2020年の春に新型が導入された。

GLSは日本では2代目だが、メルセデスの旗艦モデルのSUVとしては3代目にあたる。

今回のフルモデルチェンジでは、エアサスペンションの基本は先代から受け継がれているものの、すべてが本質的に新しいGLSとなっている。


メルセデス・ベンツ GLS
▲東京から京都、奈良への長距離ドライブで実力を試した

3列シートを電動で格納できるスイッチが、テールゲートを開けたところの左右に取り付けられている。

全長5.2mを超えることからお分かりのとおり、シートを畳んだときのラゲージルームはとんでもなく広い。

全幅も2m超える。まさに旗艦モデルにふさわしい堂々としたディメンションではないか。


メルセデス・ベンツ GLS
▲3列目を格納すれば、キャディバッグを縦に4本積めるほどの広さが確保できる
メルセデス・ベンツ GLS
▲3列目を起こしても普段使いなら広さ十分のラゲージスペース
メルセデス・ベンツ GLS
▲全長5210mmのボディは迫力満点

メルセデスの最大の特徴は、その運転のしやすさだ。

GLSのように大きなモデルでも、見切りがよく感覚がつかみやすい。

それとお家芸でもあるステアリングの切れ角も素晴らしく、小回りが利く。

誰しもが思うことだが、このGLSが本領を発揮するのはロングディスタンスにおいてである。

そこでロングドライブの計画を練って、直列6気筒ディーゼルモデルのGLS 400 d 4マチック AMGラインに試乗をさせてもらう機会を得た。

ルートは東京から京都経由で、奈良の乗馬クラブへ行くプランだ。

乗馬には様々な道具が必要だ。最も大きなものは馬の背に置いて人がその上をまたがる“鞍”である。

さらに鞍を置く台も必要で、荷物は多い。最良の鞍は革がいつもしっとりしていて傷もつきやすいので、専用のケースに入れての遠征になった。


メルセデス・ベンツ GLS
▲高さ約60cmの馬具ケースもすっぽり収まる広さも備える

条件を問わずに力を発揮する

出発の日は、雨がかなり降っていた。

東名高速から新東名に向かう。3Lディーゼルターボは330馬力あってトルクは70kg・mを優に超える。このエンジンが、2.6t弱のボディも軽々と走らせる。

東名はところどころに水たまりができていたが、ステアリングを取られることなくスタビリティは抜群だ。雨の日だといつも気にしながらステアリングホイールとアクセルに細心の注意を払うが、ひとつでも緩和されれば疲労も軽減されるというものだ。

しかも旗艦SUVだけあって、着座位置が高く目線を遠くに置くことができる。

最新の運転支援装置を使って80km/hにセットする。

場所によって、車線にたまる水が深い部分もある。さすがにGLSといえどもハイドロプレーニングになりかけるのだ。

しかしアクティブレーンアシストの細かな制御によって、車を安全に修正する。自分がコントロールするよりも、様々な角度から制御している感じがした。

静岡と御在所で休憩して京都に着いた。本当に疲れがない。

大徳寺近くにある、今宮神社の参道に並ぶお店であぶり餅を食べる。京番茶を飲みながらほっと一息つく。

見切りが良いため、京都の狭い道でも苦も無く走れる。


メルセデス・ベンツ GLS
▲ステアリングの切れ角に視点の高さも相まって、小路でもボディサイズを感じさせない操作性を発揮した

京都から奈良は、あっという間だった。次の日朝から夕方16時まで乗馬を楽しみ、18時に奈良の天理を出発する。

日が落ちてくるが、明るいヘッドライトと視認性の良さが、気持ちを穏やかにさせる。携帯に入っているお気に入りの80年代のポップスをノンストップにかけながら、伊勢湾岸道まで走った。

出力に余裕があると同乗する人にもゆとりが出て、何よりも快適な空間をつくり出す。

スタビリティ、静粛性、乗り心地、包み込むシート、そしてパワープラントのポテンシャル。これらがそろってGLSのようなラグジュアリーな旗艦モデルになるのである。


メルセデス・ベンツ GLS
▲白基調の高級感あふれる内装
メルセデス・ベンツ GLS
▲3列目であっても、座り心地は抜群に柔らかい
メルセデス・ベンツ GLS
▲加速時や高速走行での安定感は格別 文/松本英雄、写真/尾形和美、松本英雄、メルセデス・ベンツ

【試乗車 諸元・スペック表】
●GLS 400 d 4マチック AMGライン ディーゼルターボ 4WD

型式 3DA-167923 最小回転半径 5.8m 駆動方式 4WD 全長×全幅×全高 5.22m×2.03m×1.83m ドア数 5 ホイールベース 3.14m ミッション 9AT 前トレッド/後トレッド 1.71m/1.74m AI-SHIFT - 室内(全長×全幅×全高) -m×-m×-m 4WS - 車両重量 2570kg シート列数 3 最大積載量 -kg 乗車定員 7名 車両総重量 -kg ミッション位置 コラム 最低地上高 0.2m マニュアルモード ◯ 標準色

オブシディアンブラック、イリジウムシルバー、モハーベシルバー、カバンサイトブルー、ブリリアントブルー、エメラルドグリーン、セレナイトグレー

オプション色

ダイヤモンドホワイト、ヒヤシンスレッド

掲載コメント

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型式 3DA-167923 駆動方式 4WD ドア数 5 ミッション 9AT AI-SHIFT - 4WS - 標準色 オブシディアンブラック、イリジウムシルバー、モハーベシルバー、カバンサイトブルー、ブリリアントブルー、エメラルドグリーン、セレナイトグレー オプション色 ダイヤモンドホワイト、ヒヤシンスレッド シート列数 3 乗車定員 7名 ミッション
位置 コラム マニュアル
モード ◯ 最小回転半径 5.8m 全長×全幅×
全高 5.22m×2.03m×1.83m ホイール
ベース 3.14m 前トレッド/
後トレッド 1.71m/1.74m 室内(全長×全幅×全高) -m×-m×-m 車両重量 2570kg 最大積載量 -kg 車両総重量 -kg 最低地上高 0.2m 掲載用コメント - エンジン型式 OM656 環境対策エンジン - 種類 直列6気筒DOHC 使用燃料 軽油 過給器 ターボ 燃料タンク容量 90リットル 可変気筒装置 - 燃費(10.15モード) -km/L 総排気量 2925cc 燃費(WLTCモード) 10.9km/L
└市街地:8km/L
└郊外:10.5km/L
└高速:13.3km/L 燃費基準達成 - 最高出力 330ps 最大トルク/回転数
n・m(kg・m)/rpm 700(71.4)/3200 エンジン型式 OM656 種類 直列6気筒DOHC 過給器 ターボ 可変気筒装置 - 総排気量 2925cc 最高出力 330ps 最大トルク/
回転数n・m(kg・m)/rpm 700(71.4)/3200 環境対策エンジン - 使用燃料 軽油 燃料タンク容量 90リットル 燃費(10.15モード) -km/L 燃費(WLTCモード) 10.9km/L
└市街地:8km/L
└郊外: 10.5km/L
└高速: 13.3km/L 燃費基準達成 -
松本英雄(まつもとひでお)

自動車テクノロジーライター

松本英雄

自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

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