新車のことならカーセンサーラボnavi最新クルマニュースニュース一覧クーペのようなVWパサートCC 【試乗by西川淳】 / navi

クルマニュース

クーペのようなVWパサートCC 【試乗by西川淳】 / navi

(2009/01/14)

日本におけるVWのフラッグシップ車というポジショニング

ヨーロッパで最も売れているミドルクラスサルーン&ワゴンのVWパサート。その圧倒的に大きな母体を背景に、今後はさらなるスペシャリティ市場も見込めると踏んだのだろう。4ドアセダンだがクーペのようにスタイリッシュで高性能なサルーンCC(コンフォートクーペの略)をリリースした。ご覧の通り、M・ベンツCLSクラスを少し小さくしたような、VWにしては相当にスタイリッシュなモデルだ。背が低いだけでなく、トレッドも広げられているから、走りにも期待できる。

日本仕様としては2グレード用意された。FFの2L直噴ターボ&6速ATと、4WD(4モーション)の3.6L直噴V6&6速DSGである。後者は価格的にも600万円を超えており、フェートン未導入の日本市場にあっては実質的に乗用モデルのフラッグシップというわけだ。ちなみに、3.6LのV6&6速DSG&4モーションというパッケージングは、パサートバリアントR36と同じもの。ただし、走りのキャラクターは変えてある。

間違いなく、パサートCCの魅力はスタイリングの格好よさだろう。切れそうなくらいエッジの効いたサイドラインが、流麗なシルエットをさらに印象深く演出している。個人的には、外見と同じくらい気に入ったのがインテリアだ。コックピットのデザインこそノーマルのパサートとほとんど同じ(メーターパネルが異なる)だが、シートのデザインやカラーコーディネイト、使われているマテリアルがいい。両グレードともにスペシャリティカーとして十分に通用するレベルに仕立てられている。HDDナビシステムは標準。V6モデルのトリムはウッドタイプ。

さらに、V6にはアダプティブクルーズコントロールやディナウディオの高性能AVシステム、フロントモニタリングシステム、といった先進装備も満載されている。そもそものメカニズムの違いに加えて、これだけの装備が標準でつき価格差100万円というのは、そもそも500万円の2LFFモデルが高いか安いかを別にすれば、かなりお買い得な気がしてならない。どうせ買うなら、頑張ってV6を、と言いたい。

走りに関しても、V6&4モーション&DSGが圧倒的に強力だし、余裕があるし、現代的で新しい。このパフォーマンスの差だけでも100万円差にうなずけるかも。ワインディングではちょっとしたスポーツカーならかもれるくらいに俊敏だし、DSGの恩恵もあってギアチェンジを繰り返してのスポーツドライビングも楽しい。さらには高速道路においても、抜群の直進安定性を誇る余裕のグランドツーリングカーとして存分に使える。場面によってはM・ベンツCLS350を上回る実力の持ち主だ。難点は街中での硬さ。もっとも、節々の利いた走りは最新モデルの傾向でもあるが。

対して2L+FF+6ATはといえば、街中こそ乗り味しなやかに、そしてスムーズな変速で、実用車としても申し分ない実力を見せてくれるものの、ここイッパツの加速や、高い速度域でのしなやかさに劣っている。ノーマルパサートに近い印象だが、トレッドが広いぶんだけ非力さがストレートに伝わってくるのだ。もう少しパワーがあれば、ノーズの軽さを利用した軽快な走りも楽しめそうなものだが。もっとも、スタイリングと居心地の良さが楽しめればそれでいい車と言うこともできる。その場合は、2Lでも十分だ。

今回登場した車、メーカーたち

VWパサートCC

日本市場におけるフラッグシップモデル

ライバルの車たち

M・ベンツEクラス

フルモデルチェンジが噂され始め相場下落中?

BMW5シリーズ

マイナーチェンジで年々進化し続けるスポーツサルーン

アウディA6

往年のドイツ車が失いつつある質実剛健さをもつ

ホンダレジェンド

センサー技術の結晶とも言えるスーパーハイテクセダン

日産フーガ

パワフルなエンジンを搭載し驚くほどスポーティ

フォトコレクション

写真:ワイド・アンド・ローというスタイル|試乗by西川淳
ワイド・アンド・ローというスタイル

M・ベンツCLSクラスを少し小さくしたような、VWにしては相当にスタイリッシュなモデルだ。背が低いだけでなく、トレッドも広げられているから、走りにも期待できる

写真:ユニークなタイヤを履く|試乗by西川淳
ユニークなタイヤを履く

コンチネンタルタイヤと共同開発し市販車初装備となった“モビリティタイヤ”を履く。パンクの原因の8割以上を占める釘被害にあったとき、それが5mm以下の穴ならば自己修復する

写真:フツーのパサートよりも上質な車内|試乗by西川淳
フツーのパサートよりも上質な車内

コックピットのデザインこそノーマルのパサートとほとんど同じ(メーターパネルが異なる)だが、シートのデザインやカラーコーディネイト、使われているマテリアルがいい

写真:オシャレなカラーコーディネーション|試乗by西川淳
オシャレなカラーコーディネイション

あえて4人乗りに仕立ててきたパサートCC。上質かつスポーティな雰囲気を味わうにはもってこい。かつてのM・ベンツ500Eをも彷彿とさせるシートだ。外観ともに室内もオシャレ

写真:パワートレインはかなり強力|試乗by西川淳
パワートレインはかなり強力

3.6LのV6モデルにはDSGと4モーション(4WD)が組み合わせられていて、走りは強烈。場面によってはM・ベンツCLS350を上回る実力の持ち主だ。難点は街中での硬さか

Report / 西川 淳

クリックでタグの選択
最新ニュース
【Car as Art !】ボルボ XC60 48V HYBRID(2020/07/26)
【試乗】新型 ボルボ XC60 B5|人気モデルに待望のマイルドハイブリッド「B5」が登場!(2020/07/18)
【試乗】トヨタ 86GR|新車価格にも納得のクオリティの高さ! さすがメーカーの息がかかったチューニングモデルだ(2020/07/11)
【試乗】新型 シトロエン ベルランゴ│商用車ではなかなか味わえない乗り心地のよさが◎(2020/06/29)
【試乗】新型 アウディ SQ2│小さくても侮ることなかれ! 300馬力のエンジンは高いパフォーマンスを発揮する(2020/06/07)

アクセスランキング

1
keep
【試乗】マツダ CX-8/CX-5/CX-30│まさかここまでとは! オフロード試乗でわかった、マツダSUVシリーズ真の実力(2020/02/28)
2
up
【試乗】新型 アウディ SQ2│小さくても侮ることなかれ! 300馬力のエンジンは高いパフォーマンスを発揮する(2020/06/07)
3
down
【試乗】トヨタ 86GR|新車価格にも納得のクオリティの高さ! さすがメーカーの息がかかったチューニングモデルだ(2020/07/11)
4
keep
【試乗】新型トヨタ ヤリス ガソリン&ハイブリッド│ボディ剛性と静粛性が高い! ついスポーティな走りがしたくなる(2020/05/30)
5
up
【試乗】新型 シトロエン ベルランゴ│商用車ではなかなか味わえない乗り心地のよさが◎(2020/06/29)
6
down
【試乗】ホンダ フリード+ クロスター│滑らかな走りと広々室内が魅力の1台(2020/04/29)
7
up
【試乗】新型 メルセデス・ベンツ GLCクーペ|力強い体躯を軽快にコントロールする新エンジン(2020/02/27)
8
down
【試乗】新型 ボルボ XC60 B5|人気モデルに待望のマイルドハイブリッド「B5」が登場!(2020/07/18)
9
up
【試乗】新型 スズキ ハスラー|新開発エンジン&CVTで他の追随を許さないほどに完成されたクロスオーバーSUV軽(2020/02/17)
10
up
【試乗】新型 メルセデス・ベンツ GLE|走り、積載性、高級感を高次元でかなえるハイパフォーマンスSUV(2020/02/09)
ページトップへ戻る

お問合せプライバシーポリシー利用規約サイトマップ

CSLNV027