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ホンダ ストリーム(現行型)【概要&変遷編】 / navi

(2009/08/05)

走行性能と使い勝手を向上させた5ナンバーサイズミニバンの先駆

OVERVIEWモデル概要
乗用車ライクなルックスと走りをかなえた3列シート車
「走りの楽しさを味わえる3列シート車」というコンセプトを、5ナンバーサイズとしていち早く打ち出したのが、ホンダストリーム
開発サイドに「ミニバン」という意識はまったくなく、むしろ生活感を排除した「乗用車の新しい形」を目指して作られた。
今回紹介する2代目モデルでは、そのコンセプトがいっそう進化している。
MECHANISMメカニズム
排気量の異なる2種類のエンジンは、いずれも新開発
エンジン排気量は1.8Lと2Lで、どちらにも可変吸気量制御i-VTECが採用されている。これは、一定速クルーズ時に多用される3500回転以下の領域で、吸気バルブの閉じるタイミングを制御して、燃費性能を高めるシステムだ。

トランスミッションは2LのFF車がCVT、それ以外は5ATとなる。CVT車は、横Gを検知してコーナリング中の不用意な変速を防ぐシフトホールド制御を採用。RSZなど一部はパドルシフトを装備する。4WDシステムは、前後輪の回転差によってポンプを作動させ、発生した油圧で多板クラッチを圧着するホンダ独自の方式だ。

フロントサスは一般的なストラット式。リアサスはブレーキ力を利用してリンクの一部をしならせ、タイヤを内側に向けることで安定性を確保する独自方式が採用される。
EXTERIOR & INTERIOR内外装
躍動感が与えられた外観と、乗員すべてが快適な内装
1545㎜(FF車)の全高は、3列シート車の中では際立って低い。明確なボンネットをもたせたフォルムからは、「ミニバンの仲間ではない」という主張が感じられる。

デザインコンセプトは「シルバーウルフ」。実在しない動物だが、オオカミの精悍さや躍動感と、精巧な機械としてのメタリック感を融合させるのが狙いだ。

インパネはドライバー重視のレイアウト。センタークラスターがドライバー方向に傾けられており、主役が誰かを暗示する。

特徴的なのはフロア設計の巧みさで、平面部を最大限に確保することで足置きの自由度を拡大し、サイズ以上の快適性を実現。3列目シート乗員のつま先が2列目シートの下に入るようになったため、3列目に座っても脚部の窮屈感は大きく改善されている。
DRIVING IMPRESSIONドライブフィール
思いのままに走らせられる、レスポンスの良い操縦性は特筆モノ
ストリームがもつ操縦性の気持ち良さは、特筆モノ。ステアリングの応答性が適度なだけでなく、3列シート車にありがちな、ワンテンポ遅れてリアがロールする感覚がほとんどないのだ。

RSZはホイールが1インチ大きくなり、リアにもスタビライザーが追加されるため、走りのしっかり感は一段と高い。しかし、タイヤのグリップ力に依存したシャープさではないため、「攻める」より「流す」走りがよく似合う。

動力性能的には1.8L車でも不足はない。レブリミットは高くはないが、爽快な回転上昇感はホンダエンジンならでは。2Lエンジン車は低速トルクに余裕があり、CVTとの組み合わせによって高速走行時でも低い回転数が維持できるから、クルージングの燃費では1.8Lに遜色のない数値が出ることも。
2006年 7月/デビュー 高い走行性能と快適な居住空間を両立した5ナンバーミニバン
毎日の生活で積極的に使いたくなるセブンシーターを目指し、2代目ストリームが登場した。エンジンは1.8Lと2Lの直4SOHC。トランスミッションは5ATが中心で、2LのFF車にはCVTが組み合わされていた。両車にスポーティグレードのRSZが設定されたほか、ベーシックグレードとして1.8L車にX、2L車にGを用意。
  • ホンダ ストリーム フロア図 |人気中古車完全カタログ
  • ホイールベースの延長などにより、2列目/3列目間の距離を30㎜拡大。1列目と2列目はフロア幅が広がったほか、フロア全体を徹底的にフラットにし、どの席でもくつろげる空間を実現した
2007年 2月/特別仕様車 オプション装備で人気の高い装備を多数採用した一台
1.8Xと2.0Gをベースとしたスタイルエディションが登場。ディスチャージヘッドランプやクローム調アウタードアハンドルなどが特別装備として奢られており、ベース車の4万2000~5万2500円高で販売された。
  • ホンダ ストリーム インテリア|人気中古車完全カタログ
  • 専用ブラックインテリアやシルバー調インナードアハンドルを採用し、よりスタイリッシュな印象。写真の1.8Xベース車には、従来はオプションの1列目シート大型アームレストも採用された
2007年 8月/一部改良 一部グレードに装備を追加して、使い勝手をさらに向上
1.8Xに1列目シートの大型アームレストを、4WD車に2列目シートの裏側を固くフラットにするシートバックボードを標準装備。また、1.8Xと2.0Gには専用ブラック内装などをもつスタイリッシュパッケージが設定された。
  • ホンダ ストリーム リアスタイル|人気中古車完全カタログ
  • スタイリッシュパッケージは、大径エキパイフィニッシャーなども標準で装備する。なお、この登場に伴って2.0Gは廃止。2L車は2.0GスタイリッシュパッケージとRSZの2グレードとなった
2007年 12月/特別仕様車 リアカメラ付きのHDDナビを搭載したスペシャルモデル
特別仕様車のHDDナビエディションが登場。全車をベースに、HDDインターナビシステムや2列目コートフックなどが特別装備されていた。
  • ホンダ ストリーム HDDナビ|人気中古車完全カタログ
  • 7インチのタッチパネルと30GB容量のHDDを採用したインターナビシステム。こういった人気装備を標準としながら、新車価格はベース車の15万7500~19万9500円高で販売されていた
2009年 6月/マイナーチェンジ 走行性能の大幅向上と、2列シート仕様車の追加
新デザインのグリルとフロントバンパー、新シート表皮を採用。1.8XとRSZ系は前後サスを改良し、乗り心地や応答性、安定性を大幅に向上している。また、1.8Lと2Lの両車には新たに2列シート仕様のRSTを設定。
  • ホンダ ストリーム 2.0GI|人気中古車完全カタログ
  • 2.0Gスタイリッシュパッケージは 廃止され、代わって2.0GI(写真)が登場。外観などは1.8Xがベースだが、サイド&カーテンエアバッグや車両挙動を制御するVSAなどの安全装備が充実している
SPECIFICATIONS代表グレードスペック
  
  2006年7月(デビュー時) 2009年6月(マイナーチェンジ時)
グレード 1.8X 2.0RSZ 1.8X 2.0RST
駆動方式 FF 4WD FF 4WD FF 4WD FF
トランスミッション 5AT CVT 5AT 5AT CVT
全長×全幅×全高(mm) 4570×
1695×
1545
4570×
1695×
1570
4570×
1695×
1545
4570×
1695×
1570
4570×
1695×
1545
4570×
1695×
1570
4570×
1695×
1454
ホイールベース(mm) 2740 2740
車両重量(kg) 1350 1430 1400 14601360 1440 1400
乗車定員(人) 7 7 5
エンジン種類 直4SOHC 直4SOHC
総排気量(cc) 1799 1997 1799 1997
最高出力[kW(ps)rpm] 103(140)/6300 110(150)/6200 103(140)/6300 110(150)/6200
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 174(17.7)/4300 190(19.4)/4200 174(17.7)/4300 190(19.4)/4200
10・15モード燃費(km/L) 14.8 13.8 14.6 13.4 15.0 13.8 14.6
文:安藤 眞、ユニットクワトロ
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